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「ノートPC、充電コード差しっぱなしでいいの?」→今更聞けない“PCバッテリー”の基礎知識をおさらい

  • 2025.9.18
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

ノートパソコンのバッテリー劣化は、パソコンの寿命に直結します。

大切なデータを守り、快適に使い続けるためには、バッテリーの扱い方が重要。そこで今回は、ノートパソコンのバッテリーを長持ちさせる具体的な方法を解説します。

ノートPCに搭載されているバッテリーの基礎知識

多くのノートPCには、リチウムイオン電池という種類のバッテリーが搭載されています。この電池は軽量で高性能ですが、充電と放電を繰り返すことで少しずつ劣化していく特性を持っており、使い方によっては劣化が早まります。

劣化というのは、全く使用していない状態を100%として、普通に使用しているとバッテリーの能力が90%や80%になる状態のことです。スマートフォンでいうところの「最大充電容量」というものです。

そして、この充電と放電の回数を「充電サイクル」と呼び、単なる充電の回数ではなく、バッテリー容量100%に相当する電力を充電することを1回とカウントしています。たとえば最初にバッテリー容量50%充電、次に30%充電、その次に20%充電し、合計100%になって初めて1回の充電サイクルとなります。

一般的なリチウムイオン電池の場合、寿命は約300~1000回の充電サイクルがひとつの目安で、使用期間は大体2~3年と言われています。

バッテリーの劣化を抑えるには

ノートPCのバッテリー寿命を少しでも長く延ばすには、日常の使い方に気をつけることが大切です。ここからは劣化を遅らせるための具体的な方法を紹介していきます。

暑すぎる環境や、寒すぎる環境で使用しない

バッテリーは温度に敏感。高温や低温の環境では内部の化学反応が乱れ、劣化が早まる恐れがあります。真夏の車内や直射日光が当たる場所での使用は避け、寒冷地で使用する際も急激な温度変化に注意してください。

また、理想的な使用環境は10℃から30℃前後といわれています。日常の中で完全に守るのは難しくても、できるだけ安定した温度環境を意識することが大切です。

電池残量を「80%」程度に充電する

バッテリーを100%まで充電すると、充電サイクルが早まり劣化が加速します。また、長期間100%の状態を維持することもバッテリーに負担をかける原因になります。80%程度の充電を心がけるのが効果的です。

なお、AC電源をつなぎっぱなしにしても、現代のノートパソコンは過充電を防ぐ仕組みを備えています。バッテリーが満充電に達すると、自動的に充電を停止し、電源から直接電力を供給する設計が一般的になっており、充電コードを常時接続していても、過充電による劣化のおそれはありません。

充電上限を設定する

最近のノートパソコンには、バッテリーの充電上限を80%に設定できる機能があります。メーカーのユーティリティソフトやOSの設定を有効にすることで無駄な劣化を抑えられます。

長期間使用しない場合、電源ケーブルを抜いておく

長期間ノートパソコンを使わない場合、バッテリーの状態を適切に保つことが重要です。放置すると自然放電が進み、バッテリーが過放電状態になるリスクがあります。定期的なリフレッシュも効果的です。PCの性能にもよる場合があるため、メーカーの推奨の方法に従うのがより確実です。

・電源ケーブルを外す
長期間使用しない場合、AC電源を外し、バッテリー残量を50~60%程度にしてください。

・定期的にリフレッシュ
PCを使用していない場合でも、月に1~2回、バッテリー駆動で30%以下まで使い、再度80%程度まで充電するようにしてください。

バッテリーを労ってノートPCを長く使おう

ノートPCのバッテリーは消耗品で、交換することはできますが、使い方を工夫することで劣化のスピードを抑えられます。

日頃から高温や低温を避け、充電を80%程度に抑えるといった習慣を身につけるだけで少しでも長く使えるようになります。ぜひこの機会にお試しください!


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース