すき家「牛丼並を480円→450円へ」国産米100%、物価高でなぜ実現？広報が明かす“値下げ”の舞台裏

2025.9.4

物価高が続いている中で、日々の生活に息苦しさを感じている方も多いかもしれません。なかなか明るいニュースがない中で…とある人気ファストフードチェーンが、衝撃の取り組みを行うことが話題を呼んでいます。

なんと、すき家が「牛丼」の値下げを実施するのだそう。しかも、引き続き厳選国産ブランド米を100%使用するだけでなく、味わいや品質はそのまま提供するというのです。

SNSではすき家の決断を称賛する内容のコメントが続出。しかし、どうしてすき家は物価高のこのご時世に、「牛丼」の値下げを実現できたのでしょうか…？

そこで今回は、すき家の広報ご担当さんに、どのような経緯で牛丼の値下げを行うことになったのか、詳しいお話を伺ってみました。

背景は「お客様により手頃な価格でお楽しみいただきたいという想い」

今回は、すき家広報ご担当さんにお話をお伺いしました。

---物価高でまだ米の値段もさほど下がっていない中の値下げは、消費者にとってとてもありがたい施策です。なぜこのタイミングで値下げを決断されたのでしょうか？

「原材料費やエネルギーコストなどの上昇により、物価高が続いています。また、名目賃金の上昇が見られる一方で、物価高により実質賃金の上昇は依然として限定的であると考えています。このような経済環境の中、すき家の牛丼を多くのお客様により手頃な価格でお楽しみいただきたいという想いから、価格改定を決定しました」

---とても素晴らしいですね…！しかも、貴社は国産ブランド米（コシヒカリ・ひとめぼれ）を使用しています。外国産米に変更したり、値上げを決断されなかったのはなぜでしょうか？

「国産米の価格は依然として高止まりが続いておりますが、そのような状況下においても、国産米を100%使用したすき家の牛丼を手頃な価格でお楽しみいただきたいという想いで、価格改定を決定しました」

---お客様への思いやりはもちろん、美味しさへのこだわりも伝わってきました…！しかし、なぜ値下げが実現できたのでしょうか？

「すき家を傘下に持つゼンショーグループでは、原材料の調達から製造・加工、物流、店舗での販売までを一貫して自社で企画・設計、運営する『マス・マーチャンダイジング・システム（MMD）』という仕組みを構築しています。サプライチェーンをグループ全体で管理することで、安全で高品質な原材料を安定的に適正な価格で調達することを実現しています」

---そのような仕組みがあったとは！

「このMMDも、すき家でおいしい牛丼を手頃な価格で提供することにつながる原動力だと考えております」

---美味しい牛丼をリーズナブルな価格で提供するために、本当にたくさんの努力をしていらっしゃるのですね…！

「感謝のお言葉を多数いただいております」

---値下げは恒常的なもののご予定でしょうか？それとも期間限定でしょうか？

「恒常的なものです。味わいと品質はそのままに、より手頃な価格でご提供することを決定いたしました」

---それは、消費者にとってさらに喜ばしいニュースですね…！ちなみに、9月4日からの施策ですが、現段階でお客様からはどのような反響がありますか？

「感謝のお言葉を多数いただいております」

---やはり好評なのですね！たとえば、どのような声が寄せられていますか？

「具体的には、物価高の中価格改定を行うことに対する感謝のお言葉や、より手頃な価格になることで来店しやすくなるというお言葉、国産米100%使用など品質を維持しながら価格改定を行うことへの感謝のお声などがございます。今後もお客様に日常のさまざまシーンですき家をご利用いただけるよう、おいしい商品を手頃な価格でご提供してまいります」

---今後、よりいっそうすき家に足を運ぶお客様が増えることを願っております…！

すき家を称賛する声が続出！

物価高が続いているにもかかわらず、お客様のためを思い「牛丼」の値下げに踏み切ったすき家に対し、SNSでは称賛する内容のコメントが続出していました。

本当にありがたい…！
素晴らしい企業努力ですね！
純粋に嬉しすぎる…！
すき家さん、信じてました！

中には、値下げ前でも安すぎる、サービス精神が高すぎると困惑している方もいらっしゃいました。

すき家さん、サービス精神高すぎです。
いやいや、良心的すぎますよ。
正直、今でも安すぎるくらいです。

さらには、てっきり値上げするのだと思っていたら、値下げすると知りびっくりしてしまったという声も。今回のすき家の決断は、世の中の人からしても衝撃的なニュースだったことがわかります。

え、値上げじゃなくて！？
500円くらいに値上げするのかな〜と思ったら、まさかの値下げ？
逆に値下げって攻めすぎでしょ…。

お客様のためを思った価格改定

今回は、すき家が味わいや品質はそのままに、看板メニューである「牛丼」の値下げを実施できた経緯についてご紹介しました。

お客様のためを思った価格改定に、SNSではポジティブな反応が続出。すき家を称賛する内容のコメントや、ぜひ食べに行きたいと仰っている方も少なくありませんでした。

参考：すき家「すき家の牛丼が、もっとお得に！9月4日（木）、並盛の価格を480円→450円に改定」（https://www.sukiya.jp/news/Press_sukiya_20250828_kk.pdf）