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『誘いを断っても好かれているママ』は無意識に言っている…“関係をキープする断り方”とは?【プロが解説】

  • 2025.9.16
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「忙しいけれど、子どものことを考えると断りづらい…」ママ友からの誘いにどう返答したらいいか迷った経験はありませんか?中には誘いを断るのに、なぜか関係がギクシャクしない“上手な断り方”をする人っていますよね。

実は、彼女たちは無意識に、相手の気持ちに寄り添い、自然と関係を壊さないコミュニケーションを取っているのです。

この記事では「また今度」や「忙しくて」ではない、心地よい距離を作る“断り方”のコツについて、専門家の見解も交えて解説します。

誘いを断るのに好かれるの?

誘いを断るとき、多くの人は「また今度連絡するね」や「忙しくてごめんね」といったフレーズを使いがち。でも実はこれらは、相手に期待させすぎたり、逆に気遣いが少し伝わりにくかったりする場合が多いんです。

好かれるママが無意識にやっているのは、①断る理由だけで終わらせないこと、②相手を尊重していることが伝わる言葉を選ぶことです。
例えば「今は難しいけど○○なら一緒にできるかも」「次回の集まりで○○を教えてほしいな」と伝えると、温かいニュアンスが加わり「また誘いたい」と思わせる関係性を自然に作れます。

また、「また今度」や「忙しくて」というフレーズは、相手によっては曖昧に感じたり、「本当は誘いたくないのかな?」と不安を与えてしまうことも。そのため、言葉選びだけでなく、“断り方”のトーンや表情、タイミングも大切です。無理に約束を取りつけようとせず、相手が快適に感じられる余白を残すことが重要だと言われています。

“関係をキープする断り方”のポイント

では具体的に、どのような断り方が好かれやすいのか。いくつかのポイントと実践例を見てみましょう。

  • 理由を添えて共感を示す:「その日はちょっと予定があるんだけど、誘ってくれてありがとう」など、断る理由に相手への感謝の気持ちを込めることで、否定よりも共感が伝わります。
  • 代替案や期待を示す:「今回無理だけど、また来月のイベントがあったら声かけてね」と具体的に次の可能性を提示することで、「関係を断ち切っていない」印象を与えます。
  • ポジティブな言葉で終わる:「〇〇ちゃんにもよろしくね」「またみんなで集まれるといいね」といった、前向きな締めが印象アップにつながります。

こうしたポイントを満たす断り方は、元の誘いが断られても相手がネガティブになりにくく、むしろ「この人とはいい距離感で付き合える」と感じさせる効果があります。ママ友の間でも、無理に付き合いをしすぎず、自分も相手も心地よい“自然体の距離感”を築けるため、結果的に関係が長続きしやすいのです。

さらに、断る際に見せる誠実な態度やタイミングも重要。例えば、誘われてからすぐに返事をする、きちんと声をかけて断るなど、相手への配慮が見える行動は信頼を生む要素といえます。

心地よい断り方をマスターして“いい関係”を自然に築こう!

誘いを断るときに押しつけがましくならず、相手にも自分にも心地よくできる断り方は、実は小さな気遣いや言葉選びの積み重ね。今回ご紹介したように、「また今度」や「忙しくて」だけに頼らず、具体的な共感やポジティブな気持ちを伝えること、そして代替案をさりげなく示すことで、関係を良好にキープできます。

ママ友だけでなく、あらゆる人間関係で役立つこの“断り方のコツ”は、信頼関係を深めるコミュニケーションの大切な一部です。ぜひ無理なく日常に取り入れて、心からの良い距離感を築いていきましょう。


監修者:あゆ実社労士事務所

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人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。