1. トップ
  2. 『断ってもなぜかまた誘われる人』は自然と使っている…“印象が良くなる一言”とは?【プロが監修】

『断ってもなぜかまた誘われる人』は自然と使っている…“印象が良くなる一言”とは?【プロが監修】

  • 2025.9.16
undefined
※Google Geminiにて作成(イメージ)

「今日は無理です」「また今度ね」そんな言葉で断っているはずなのに、なぜか何度も誘われる人っていますよね。これは単なる偶然ではなく、断り方に“印象の良さ”が秘訣として隠れています。断りながらも相手に好意的な印象を与え、関係性を壊さずに次の誘いを呼び込む…そんなフレーズの使い方が自然と身についているのです。今回は、プロの意見も踏まえながら、「断る」けれども「また誘いたくなる」一言のコツに迫ります。

否定だけだと一方通行になってしまう

誘いを断る時、相手の気持ちを傷つけず、お互いの関係を良好に保ちたいというのは誰もが感じること。単に「今日は無理です」と端的に伝えるだけでは、拒否の感情が強調されやすく、相手に冷たさや距離感を感じさせることがあります。また、「また今度」など曖昧な返答は相手に期待を持たせすぎ、実際に会う機会が減ると余計にぎこちなくなるケースもあります。

そこで、感謝の気持ちや相手への敬意を込めた言葉を添えることで、単なる拒否ではなく丁寧なコミュニケーションと受け取られやすくなるのです。

具体的にどのようなフレーズが効果的なのでしょうか。ポイントは「相手の誘いに感謝を伝えつつ、次に繋げる希望や理由を伝える」ことです。

例えば「今日は無理です」と言う代わりに、「誘ってくれてありがとう!今日は予定が重なってしまって残念だけど、次はぜひ一緒に楽しみたいな」と伝えてみましょう。ここには「感謝」「理由の明示」「また誘ってほしいという意思表示」が含まれています。

また、断る際に「また今度ね」とだけ言うよりも、具体的に「来週の○曜日あたりはどうかな?」「旅行から戻ったら相談したいから◯日後に連絡するね」といった具体性を持たせると、誘う側もスムーズに次の約束をイメージしやすくなります。

こうした言い回しはコミュニケーション全般において非常に有効であり、相手の気持ちを尊重しつつ断ることで、相手が「断られても悪い気はしない」と感じやすくなるからです。

“断り上手”になるための心がけと日常で使えるフレーズ集

断り方ひとつで印象が大きく変わるとわかっても、実際に使うのは難しいという人も多いはず。そこで、日常で自然に取り入れやすいポイントをまとめてみました。

  • 感謝の気持ちを必ず伝える:「誘ってくれてありがとう」という言葉には相手への敬意が表れます。
  • 理由や状況を簡潔に説明する:「仕事が立て込んでいて」「家族の予定があって」など、具体性を持たせると納得されやすいです。
  • 次回の機会について軽く触れる:「また予定が合う時にぜひ」と付け加えることで相手の気持ちをつなぎとめます。

例えば、今日の誘いを断る時に「今日誘ってくれて嬉しい!残念だけど予定が入っているから、またゆっくり話そうね」と伝えれば、自然にやんわりと断りつつも、ポジティブな印象が残ります。

こうしたひと工夫こそが、あなたを「断ってもまた誘いたい人」に変える秘訣です。

断り方次第で人間関係は良くも悪くも変化する

誘いを断ることは誰にとっても気が重いものですが、その伝え方ひとつで関係性をより良くするチャンスにもなります。単なる拒否の言葉から一歩踏み出し、感謝や気遣いを込めた一言を自然に伝えられることが、何度も誘ってもらえる理由になっているのです。

今回紹介した言い方は少しの意識で誰でも身につけられるコミュニケーション術。ぜひ今日から実践し、断りながらも良い印象をキープして、より楽しい人間関係を築いていってくださいね。


監修者:あゆ実社労士事務所

undefined


人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。