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祝日の朝、ゲーム機を独占する男児に「もう遊べない」と伝えた結果…|ゲーム目当てで遊びにくる子#3

  • 2025.8.18

毎日、インターホンを鳴らす、ゲーム目当ての訪問者。小学1年生の息子「りゅうと」と友達の「けんや」は、さつきの家に連日押しかけては、わが物顔で居座り始めます。無断侵入、宿題妨害、そして、親の無関心…。おだやかな日常は一変、さつきの忍耐は限界に達します。この理不尽な状況に、さつき夫婦はついに立ち上がりますが…。『ゲーム目当てで遊びにくる子』第3話をごらんください。

りゅうとの帰宅を待ち伏せ、勝手に家に上がり込む、けんや…。宿題中もゲームを独占し、祝日には朝から居座ります。祖母がいても帰らず、母親からの連絡で一時帰宅しても、すぐに戻ってきます…。けんやの図々しさに、さつきの不満といら立ちは募る一方でした。

無遠慮すぎる息子の友人

ママリ

「ただいまー」

りゅうとの元気な声が玄関に響いた。私は「おかえりー」と声をかけながら玄関に向かう。しかし、その声に重なるように、もう一つの足音が聞こえた。

「りゅうと!待ってたぜー!」

けんやくんの声だ。彼はりゅうとが帰ってくる前から、うちのドアの前で待ち構えていたようだ。そして、りゅうとが玄関のドアを開けるやいなや、りゅうとよりも先に、ずかずかと家の中に入ってきた。

「おじゃまします」なんて言葉は、一度も聞いたことがない。彼は当たり前のようにクツを脱ぎ捨て、リビングへと向かう。まるで自分の家のように。

「けんやくん、ちょっと待って!りゅうとはこれから宿題するから、外で遊んで待っててくれる?」

私はりゅうとがランドセルを置くのも待たず、けんやくんに声をかけた。うちのルールは、宿題をやってから遊ぶことだった。マンションの外には、いつもたくさんの子どもたちが遊んでいるから、そこで待っていてもらうのが一番だと思ったのだ。

「えー、やだ。中で待ってる」

けんやくんは、私の言葉を全く聞こうとしない。そのままソファーに腰を下ろすと、私の顔を見上げ、くりくりした目で何かを訴えかけた。

エスカレートする図々しさ

ママリ

「りゅうと、早く宿題終わらせろよ!」

まるで、りゅうとのせいだとでも言いたげな口調だ。

「けんやくんがいると、りゅうとが気になっちゃって宿題に集中できないから…ね?」

私はもう一度やんわりと促した。りゅうとが、けんやくんの視線を感じ、落ち着かない様子なのが見て取れたからだ。

「大丈夫!オレ、座って待ってるから」

そう言うと、けんやくんは当たり前のようにゲームを取りに行った。すでに、ゲーム機が置いてある場所を把握しているようだった。そして、ソファーに座り、電源を入れる。りゅうとは、あきれたような顔で私を見た…。私も、もう何も言えなかった。

彼はキッズ携帯を持ち歩いている。それが、また厄介だった。先日…祝日のことだった。朝の9時過ぎに、突然、チャイムが鳴った。

「ピンポーン」

「はい?」

けんやくんだった。まさか、祝日の朝にまで来るとは…。

「りゅうとくん、いる?」

「けんやくん、今日はお休みだから、りゅうとはまだ寝てるよ」

「えー?じゃあ、ママから連絡来るまでここにいさせて」

私はあわてて「ごめんね、今日はちょっと…」と断ろうとしたが、彼はもう玄関のドアに手をかけている。

「もう来ないで」を無視し続ける男児

ママリ

結局、その日はりゅうとが起きてきて、けんやくんはゲームを始めた。

お昼ご飯の時間になり、私の母…りゅうとのおばあちゃんが来る予定だったので、けんやくんに声をかけた。

「けんやくん、そろそろお昼ご飯だから、おばあちゃんが来る前に帰ってくれるかな?」

「えー、まだ遊びたい!」

彼はゲームから目を離さずに答える。そのうち、母が到着し、玄関で「あら、お友だち?」と声をかけた。けんやくんは、母の顔を見ても、一向に帰ろうとしない。その時、彼のキッズ携帯が鳴った。

「もしもし、あ、ママ?うん、今、ゲームしてる。うん、分かった。じゃあね」

電話を切ると、彼は立ち上がり、ゲーム機をソファーに置いた。

「ママから電話きたから帰る」

「おじゃましました」の一言もなく、彼は玄関に向かう。

「けんやくん、気をつけてね」

私が声をかけると、彼は振り向きもせずに言った。

「ごはんたべたらまた来る!」

その言葉に、私と母は顔を見合わせた。

「けんやくん、今日はもう遊べないからね!」

私と母と2人で声をそろえてそう伝えた。しかし、私たちの言葉が届いているのかいないのか…彼はそのまま玄関を出て行った。

そして、30分後。

「ピンポーン」

また、けんやくんが玄関に立っていたのだ。彼はまったく気にせず、またずかずかと家に入ってくる。

「おばあちゃん、こんにちは!」

愛想よくあいさつをする姿に、母もあきれた顔で私を見た…。

「この子、本当に…」

私はもうどうすればいいのか分からなかった…。彼の母親からは、一度も連絡がない。

お礼の言葉もない。顔も知らない。りゅうとは、一度もけんやくんの家に行ったことがないのに、彼は毎日、手ぶらでうちに来る。おやつも水筒すらも持ってこない…。

私の心の中には、不満といら立ちが募るばかりだった。

あとがき:図々しさがエスカレートしていく

けんやの行動は日に日にエスカレートし、平穏な日常が乱されていきます…。りゅうとの帰宅を待ち伏せ、無断で家に上がり込み、ゲームを独占する姿は、「図々しい」と言わざるを得ません。

さらに、祝日にまでさつきの家に押しかけ、朝からゲームを独占するけんや…。さつきや祖母の都合などおかまいなしです。さらに、親からの連絡も一切ありません…。さつきは、そんなけんやの非常識な行動にストレスを深めていくばかりです。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ゆずプー

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