1. トップ
  2. スキンケア
  3. 汗に負けない!崩れないメイクは【仕込みのスキンケア】が要だった!

汗に負けない!崩れないメイクは【仕込みのスキンケア】が要だった!

  • 2025.8.21

高い気温・湿度に加え、更年期症状によるほてりが相まってジワジワ汗が止まりません!
そこで、メイクが崩れないテクニックとメイクキープに不可欠なアイテムを教えていただきました。

教えてくれたのは・・・
ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん
わかりやすい化粧品解説や読者に寄り添ったメイクテクニックの提案で、メイク初心者から美容マニアまで幅広い層に支持される。
YouTubeチャンネル『おしゃべりメイクBOX』も大好評。

「メイク前」のスキンケアが実は崩れ防止の鍵

夏は「メイク崩れしたくないから」とシャバシャバ系のさっぱりスキンケアを選ぶ人も多いけれど、「実はその逆!」と長井かおりさん。
 
汗をかくと肌がうるおって見えますが、水分が抜けるので肌は乾燥しています。だから、高保湿なしっとりスキンケアが正解。
 
しかもファンデーションは、しっとりとしてキメの整った肌に密着するもの。だからこそ、メイク前の〝仕込みのスキンケア〟が大事なのです。
化粧水が肌になじむ前に美容液、乳液……とどんどん重ねるのも崩れやすくなる一因ですが、かといってじっと待つ必要はありません。1プロセスごとに洗い物や掃除などを挟んでみて。スキンケアが肌になじむ時間にちょうどいいんです。
 
ベースメイクは、薄づきを意識し過ぎてササッとつけるのはNG。薄い層を密着させながら重ねていくと崩れにくくなります。ポイントメイクは、にじみにくいアイテムを選ぶこと。ちょっとした違いで、涼しげな顔がキープできますよ

汗をかくと気になるメイク悩み

1. テカり

皮脂の過剰分泌によって、肌がテカテカ光って見える。
皮脂腺の多いTゾーンに多い。乾燥肌でも、皮脂を出してうるおい不足から肌を守ろうとする自衛機能が働くため、油断禁物。

2. ヨレ・はげ

時間の経過や、汗・皮脂の分泌でファンデーションが部分的に浮いたり取れたりする。
肌が乾燥していても、粉浮きしたファンデーションがシワなどに入り込んで、メイクがムラになる。

3. 毛穴落ち

汗や皮脂などで浮いたファンデーションが毛穴に落ち込み、水玉状に目立ってしまう現象。
慌ててこすったりすると、肌表面のファンデーションがはがれ、毛穴が余計に目立つ。

汗に勝つ! 仕込みのスキンケアテク

汗や皮脂にびくともしないためには、ていねいなスキンケアで肌をしっとりふっくらさせること!

スキンケアの極意

“夏でもしっとり”を意識すべし
夏でも、エアコンの乾いた空気や強い直射日光、紫外線といった外的刺激によって肌は乾燥します。
さっぱりタイプのスキンケアよりも、保湿成分がふんだんに入っている高保湿タイプを使ってていねいに浸透させることで、肌はしっとりします。

“二段階づけ”でつけもれを防ぐべし
お手入れをパパッと済ませると、肌の細部までスキンケアが行き届いていない可能性も。メイクは不完全な部分から崩れやすくなります。
顔全体に塗ったら目元、口元など細部をケア。シワや凹凸は伸ばしながらつける“二段階づけ”で、隙間ゼロへ。

必須アイテムはこれ!

ミスト化粧水

肌にうるおいを引き込むブースター的存在

(右)肌荒れを防ぐ効果も。キュレル ディープモイスチャースプレー[医薬部外品] 150g ¥1,980(編集部調べ)/花王

(左)高保湿でもベタつかない。カルテHD モイスチュア ミストローション[医薬部外品] 60mL ¥990/コーセー マルホ ファーマ

高保湿化粧水

たっぷり使って肌にハリとみずみずしさを

(右)保湿&美白ケアに。トランシーノ薬用ブライトニングクリアローション[医薬部外品] 150mL¥3,630(編集部調べ)/第一三共ヘルスケア

(左)開き毛穴もケア。ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX 150mL ¥5,390/ドクターシーラボ

UVケア乳液

大人肌の敵・乾燥&紫外線を1本で防ぐ

(右)ムラなく伸びる。アルブラン ザ UVエマルジョンⅢ[医薬部外品] SPF50+・PA++++ 30mL ¥6,050/花王

(左)エイジングケアでふっくらとしたハリを肌に。エリクシール デーケアレボリューション +ba[医薬部外品] SPF50+・PA++++35mL ¥3,410(編集部調べ)/エリクシール

ポイントをおさえて簡単!仕込みのスキンケア

1. ミスト化粧水をたっぷりと吹きかける

洗顔後の乾燥した肌は、化粧水がなじみにくい。
浸透を高めるため、まずはミスト化粧水を2〜3周まわしかけ、なじむまで時間をおく。

2. 化粧水は「適量」×1.5〜2倍=「50代の適量」

手のひらを内側に軽く曲げると中央にできるくぼみが池になるくらい、化粧水を取る。
少なすぎるとうるおわず、メイク崩れの原因に。

3. 手のひら全体に大胆に広げる

両手を合わせて、指先から手のひら全体に化粧水を広げるのがしっかりなじませるコツ。
びしゃびしゃくらいがちょうどいい。

4. まずは顔全体になじませる

手のひら全体で顔を包み込むようにして、顔の広い面に化粧水をなじませていく。
後からつける美容液や乳液も、このつけ方を。

5. 細かい部分には「変顔」をするとつけやすい

目と口を軽く開くと目尻の小ジワや目の下のたるみ、ほうれい線がフラットになるので、細部のケアは変顔で。美容液、乳液も同様に。

6. 唇のシワの底にもリップクリームを塗り込む

口角を横に伸ばして唇をピンと張り、リップクリームの先端を唇につけ、少し圧をかけながら、唇全体を3〜4往復してしっかり塗る。

※美容液、リップクリームはお手持ちのものでOK

「ペトペトチェック」でなじみ具合を確認

手の甲で頰を触り、ペトッと吸いつく感覚があればなじんだ合図。
「ズルッ」「ベトベト」は崩れの原因になるので、メイクまでもう少し時間をおいて。

SHOPLIST
花王(アルブラン) 0120-165-691
花王(キュレル) 0120-165-698
コーセー マルホ ファーマ 0120-008-873
第一三共ヘルスケア トランシーノ相談室 0120-013-416
ドクターシーラボ 0120-371-217
エリクシールお客さま窓口 0120-770-933


撮影/天日恵美子(model),古家佑実[SORANE](still) ヘアメイク/長井かおり[MAKEUPBOX] スタイリング/仲村理恵 モデル/Kotama 文/高橋千恵子
 
大人のおしゃれ手帖2025年8月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

元記事で読む
の記事をもっとみる