1. トップ
  2. 意外と読めない?【漢字クイズ】「一矢報いる」はなんと読む?→「いちや」ではありません!

意外と読めない?【漢字クイズ】「一矢報いる」はなんと読む?→「いちや」ではありません!

  • 2025.9.2
undefined

漢字の熟語には、意味はなんとなく分かっても読み方が難しいものがたくさんありますよね。特に昔から使われている四字熟語や慣用句には、日常ではあまり見かけない読み方も多く、つい「どう読むんだっけ?」と立ち止まってしまうことも。

今回はそんな中でも「一矢報いる」という言葉にスポットを当ててみたいと思います。この言葉、正しく読めますか?意味や由来も合わせて解説するので、漢字好きやクイズ好きさんには必見の記事です!

意外と悩む「一矢報いる」の読み方と意味

「一矢報いる」は、読み方が分かりにくい言葉のひとつとしてよくクイズにも登場します。

この熟語は「いっしむくいる」と読みます。

「いちやむくいる」と間違えて読んでしまいがちですが、「いっし」が正解です。

意味は、「攻撃されたり、何か悪いことをされた時に、一回だけでも反撃やお返しをすること」を表しています。たとえばスポーツの試合で大差をつけられていたとしても、最後に1本だけ得点を返す。あるいは議論で完全に負けそうでも、最後に一言だけでも反撃の言葉を返すようなイメージです。

一般的には、「敵に対して、一発だけでも矢(攻撃)を返して、面目を保つ」という由来から来ていると言われます。つまり、完全な勝敗にはならなくても、ただ黙って負けるのではなく、何とか一矢報いてプライドを守ろうとする心意気を表現した言葉です。

まとめ:知っておきたい「一矢報いる」の使い方と読み方

今回は、ちょっと読めそうで読めない漢字熟語「一矢報いる」についてご紹介しました。

読み方は「いっしむくいる」で、「一回だけでも反撃する」という意味を持ちます。由来は戦いの時代にまでさかのぼり、矢を一発返すことで面目を保とうとしたところから来ていることもポイントです。

実生活やビジネスの中でも使える便利な言葉なので、この機会に正しい読み方と意味を覚えてぜひ使ってみてくださいね。意外と読めなかったり理解しにくい漢字も、由来や背景を知れば覚えやすくなるはず!これからの漢字クイズや会話でスマートに使いこなしてみましょう。


参考文献:小学館『デジタル大辞泉』