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意外に間違える人が多いかも…?「この円の面積は?」→正しく計算できる?

  • 2025.9.26
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円の問題には必ず登場してくる円周率を覚えていますか?

3.14としたり3や3.1としたりと時代によって様々な移り変わりを見せています。

今回はその中でも最も計算しにくい代わりに最も正確な値に近い3.14を使って計算していきます。

どのように円の面積を求めていくのか振り返ってみましょう。

問題

次の円の面積を求めなさい。ただし、円周率は3.14とする。
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直径12cmの円ですね。

解説

この問題の答えは「113.04cm2」です。早速、円の面積について復習しましょう。

〈円の面積〉
半径×半径×円周率

半径は直径÷2で求めることが出来るので、

半径
=12÷2
=6
面積
=6×6×3.14
=113.04

と計算することが出来ます。

ちなみに、例えば円周率を3とした場合はどうなるでしょうか。こちらの方が計算しやすそうですが、正確な値からは離れてしまうはずです。

※以下、円周率を3とした場合です。
面積
=6×6×3
=36×3
=108

およそ5cm2も面積がズレてしまいました。半径が大きくなるほど、このズレも大きくなってしまうので出来るだけ3.14を使って正確に計算した方が良さそうですね。

まとめ

円周率は終わりが見えない数です。実は3.14として計算してもまだまだズレが生じています。

比較的小さいものやズレがあっても問題ない性質のものには3を、そうでないものには3.14を使うなど工夫をして計算していきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「この円の面積は?」→正しく計算できる?
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