「お前なんのためにいるわけ？」家事と育児くらい完璧にやれと言う夫。娘に対してもあり得ない発言を？＜ゼロ円夫＞

沙織さんが娘の綾ちゃんを出産して、一カ月間の里帰りから自宅に戻ると、夫の淳一さんから急に転勤が決まったと報告が。沙織さんは、仕事に復帰したいと考えていると夫に話しますが、まともに取り合ってくれないどころか、次々と上からバカにしたような言葉を浴びせられます。夫に単身赴任をしてもらい、働きながらひとりで綾ちゃんを育てることは現実的ではないため、沙織さんは好きだった仕事への復帰を諦め、転勤先について行くことに。
新天地へと引っ越し、専業主婦となった沙織さんは生活費や貯金のことを、夫に相談しますが話を聞いてもらえません。さらには、綾ちゃんの夜泣きを迷惑がり……。

汚い？自分の子どもでしょ…？

「俺明日も仕事だよ？ 寝不足でパフォーマンスが落ちたらどうすんの」と言い、自分の部屋で寝ると、泣いている綾ちゃんと沙織さんのいる部屋から出ていってしまった夫・淳一さん。

寝不足になりながら、ワンオペで育児をする沙織さんに対し夫は……。

綾ちゃんのお世話でバタバタと朝の家事をこなす沙織さん。朝食の準備ができていないと知ると、夫・淳一さんは「時計見ろよな」とデリカシーのない言葉をこぼします。

沙織さんが、朝食が間に合っていない理由を説明しようと、綾ちゃんのおむつ交換の話をすると、おむつの話は汚いからやめてくれと言う淳一さん。

「お前なんのためにいるわけ？」
そして、養われている身なのだから家事と育児くらい完璧にやってくれよなと言い、笑いながら朝食を食べます。

淳一さんからの信じられない言葉に、あ然と立ち尽くす沙織さんなのでした。

ただでさえバタバタする朝に、ひとりで赤ちゃんのお世話もしなければならないとなれば、予定通りに家事をこなせませんよね。家事か育児かどちらかを少しでも、淳一さんが手伝ってくれるようになるといいのですが……。たとえ、うまくできなくてもひと言、気遣いの言葉があるだけでも心持ちは大きく変わるのではないでしょうか。

淳一さんは、沙織さんの大変さがまるでわかっていない様子です。やはり、夫婦でしっかりと話す時間を作ることは大切ですね。

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著者：マンガ家・イラストレーター ゆりゆ

ベビーカレンダー編集部