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明石家さんま番組「見ない」高校生が4割超え!「さんまより有吉派」の声も…テレビ離れ進む令和世代の実態

  • 2025.7.31

4割の高校生はさんま番組を「見ない」

明石家さんまさん(撮影:2008年08月、時事通信フォト)
明石家さんまさん(撮影:2008年08月、時事通信フォト)

70歳を迎えた明石家さんまさんの番組を「見ない」と答えた現役高校生が約4割に上ることが、ワカモノリサーチの調査で明らかになりました。テレビ離れが進む令和世代の中で、「さんまより有吉」という声も聞かれるなど、世代間のお笑い観の違いが浮き彫りになっています。

同社が全国の現役高校生233人を対象に実施した調査によると、明石家さんまさんのテレビ番組を「見る」と回答した高校生は57.1%でした。テレビ離れが叫ばれる中、過半数の高校生がさんまさんの番組を視聴していることが分かりました。

番組を視聴する高校生からは「ツッコミが面白い」「プチエピソードがすごく面白い」「いろんなゲストとの絡みが最高」など、70歳になってもなお衰えないバラエティ能力を評価する声が多数寄せられました。

一方で、42.9%の高校生が「見ない」と回答。その理由として「そもそもテレビを見ない」「テレビ番組自体に興味がない」「テレビよりYOUTUBEだから」といった、さんまさんの番組以前にテレビそのものを視聴しないという意見が目立ちました。

「世代が違う」「有吉の方が好き」という厳しい声も

さらに注目すべきは、テレビの在り方そのものに対する高校生たちの厳しい意見です。「テレビの笑いの作り方が好きじゃない」「世代が違うからテレビの面白さがあんまりわからない」といった声や、「テレビ=親の世代が面白いと思うものをやっている」という指摘もありました。

特に興味深いのは、「さんまさんは見ないけど有吉さんは見る」「さんまより有吉派」という、明石家さんまさんとタレントの有吉弘行さんを対比する意見が複数見られたことです。高校生にとって、より若い有吉さんの方が自分たちの目線に近い「笑い」を提供していると感じているようです。

「踊る!さんま御殿!!」が圧倒的人気、家族視聴が鍵

さんまさんの番組を視聴している高校生に具体的な番組名を尋ねたところ、「踊る!さんま御殿!!」が60.4%で圧倒的な1位となりました。2位は「ホンマでっか!?TV」で25.4%、3位は「さんまのお笑い向上委員会」で9.0%でした。

「踊る!さんま御殿!!」を選んだ理由として、「父がよく見ている」「おばあちゃんが好き」「家に帰るとついている」など、家族や同居人と一緒に視聴するという回答が多数を占めました。また、「私の好きな芸能人がよく出ているから」「好きなアーティストもたまに出るから」といった、推しの有名人が出演することが視聴動機になっているケースも見られました。

家族が集まる貴重な番組として機能

調査結果からは、さんまさんの番組、特に「踊る!さんま御殿!!」が令和の今でも「家族がお茶の間にそろってテレビを見る」という状況を作り出せる数少ない貴重な番組として機能していることが読み取れます。家族が見ていて、なおかつ自分の推しが出演するという条件が揃うことで、視聴しない理由がなくなるという構図が浮かび上がりました。

テレビ離れが進む中でも、世代を超えて愛され続ける明石家さんまさんの存在感の大きさが改めて確認された一方で、令和世代の約4割がテレビそのものに距離を置いている現実も明らかになりました。今後のテレビ業界にとって、若い世代にどのようにアプローチしていくかが重要な課題となりそうです。

(LASISA編集部)

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