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【推し活】 50~80代女性たち、1年間で使う額が明らかに “推し” がいるのは約2人に一人、オトナ女性たちのリアル実態

  • 2025.7.31

529人を対象にアンケート調査

50代以上女性たちの推し活事情とは ※画像はイメージです
50代以上女性たちの推し活事情とは ※画像はイメージです

「推し」を応援するために、50代以上の女性たちが掛ける年間費用は――? チケット代の高騰や物価上昇の影響を受けながらも、推し活は着実に日常生活の一部として定着しています。ハルメクホールディングスの調査で、シニア女性の推し活の実態が明らかになりました。

## 世代を超えて定着する「推し活」文化

ハルメク生きかた上手研究所が2025年6月、50~88歳の女性529人を対象にウェブ上で行った「推し」に関する意識・実態調査によると、「推し」がいると答えた割合は46.3%と前年とほぼ同水準でした。注目すべきは、50代が48.5%、60代が46.2%、70代が45.1%と年代による差がほとんどなくなっている点。これは、推し活が若い世代だけの流行ではなく、世代を超えて定着していることを示していると言えそうです。

推しのパターンとしては、才能やスキルに引かれて推しになった「異才惚れ推し」(22.9%)と初めて見知ったときから好きになった「一目惚れ推し」(22.0%)が4年連続で上位を占める中、一人や一つの対象を長く応援する「ロング推し」が前年の6.8%から10.2%に増加し3位に浮上しました。推し活歴の平均も14.0年と過去最長になり、長期にわたり一人の人やグループを応援する「古参ファン」の存在感が高まっています。

また、「推し」について誰かに話す人が9割以上に上り、「秘密にしている」と答えた人はわずか4.1%でした。「母と話題の共通点が増え、会話が多くなった」「夫との会話が楽しくなった」といった声もあり、推し活が人間関係を豊かにする役割も果たしていることが分かります。

「推し」がいる人のうち、「推し」に関してお金を掛けている人は69.8%で、その年間平均額は11万4039円と前年から1万円以上増加しています。項目別では「チケット代」「映像・音楽の購入費」「応援グッズ」の費用が増加した一方、「遠征費」「聖地巡礼費」は減少しました。これはチケット価格の高騰やインバウンド増加による宿泊費上昇の影響と考えられます。

同研究所の梅津順江所長は「推し活は、日々の内面を満たすだけでなく周囲との会話やつながりを生み出す力も持っています。今や推しは“心の栄養”であり、コミュニケーションの潤滑油ともいえる存在なのです」とコメントしています。

調査を振り返ると、50代以上の女性にとって「推し」の存在は単なる趣味を超え、生活の質を高め、人とのつながりを深める重要な要素になっているもよう。物価高や環境変化の中でも、推しへの情熱は冷めることなく、むしろ生活の中に根付いていることが今回の調査結果から浮き彫りになっています。

(LASISA編集部)

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