「もう少し前へ座って」好きな席も選べない「怪しい集会」に違和感

この漫画は、作者・ナエくま(@naekuma358)さんが高校時代の親友から怪しげなアルバイトを紹介され、一度は払ってしまったお金を取り返すまでのお話です。イベントスタッフなどたくさんのスタッフが必要なバイトの場合、大勢の人への一斉説明会がある時もありますよね。しかし、中には「バイトの説明会」ではなく、何らかの勉強会や講習会に誘導するためのものもあるようで、「おいしいバイト・仕事」には重々気を付ける必要がありそうです。

好きな席に座れない…「前へ」と促された先で見たもの

主人公のナエくまさんは、20代前半のころ飲食店で働きながら、自分の生活を楽しむ生活をしていました。ある日、そんなナエくまさんに高校のころからの友人・あずきが「調子のいいバイトがあるからナエくまにも紹介したい」と連絡をしてきます。

普段から連絡を取り合い、あずきに信頼感を持っているナエくまさんは何の疑問もいだかずにあずきの話を聞くことに。バイトの説明を受ける日には、あずきの友人・あんこと、2人が尊敬するというバイトの上司・サギ也も同席しました。

サギ也の説明は所々不審な点もありましたが、「あずきの紹介だから大丈夫」と思ったナエくまさんは言われた通り、バイトに登録し、登録料の30万円を振り込みます。すると登録した後日、説明の日に知り合ったあんこから「バイトの説明会に出席して」と依頼がありました。気乗りはしませんでしたが、仕事だから…と説明会に出席したナエくまさんでしたが…。

友人のあずきから紹介されたバイトについて、言われたように「説明会」に行ったナエくまさんでしたが、会場の異様な雰囲気や登壇したサギ也のうさん臭さに、さすがに「このバイトはおかしい」と心の底から感じ始めたようですね。

仲の良い友人から教えてもらった話だと、ついこちらも「この人が言うなら大丈夫だろう」と思いがちです。しかし、悲しいことですが、こちらが相手に思うほど、相手はこちらのことを「大事な友人」と思っていない場合だってあります。

「うまい話には裏がある」ということを肝に銘じて、また、「自分も騙されることはあるかもしれない」と頭に入れて、自分が得た情報は本当に正確かどうか見極める力をつけたいですね。

著者：ママリ編集部