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日本、大丈夫か!?治安や犯罪「悪化すると思う」過去最高に!不安を感じた“事件・事故”3位:社会インフラの老朽化、2位:闇バイト、1位は…?どんなに注意しても避けきれない

  • 2025.7.23

約9割の日本人が「治安悪化」を実感

約9割の日本人が「治安悪化」を実感
約9割の日本人が「治安悪化」を実感

ここ数年闇バイトによる強盗や特殊詐欺などが多発する中、警察庁が公表した「令和6年の犯罪情勢」によると、2024年の刑法犯認知件数は前年比4.9%増の73万7679件で2022年から3年連続の増加となりました。実際に生活する上で治安の悪化を感じるか、どれほど不安を感じているのでしょうか。

セコムが、14回目となる「日本人の不安に関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は、2025年6月13日(金)~6月16日(月)の期間、全国の20~70歳未満の男女500人を対象にインターネット上で行われました。

それによると、最近3年間の犯罪件数について「増えていると思う」という人は全体の86%(「増えていると思う」(47.8%)「どちらかといえば増えていると思う」(38.2%)の合計)になりました。今後の治安や犯罪に関して、「悪化すると思う」と回答した人は88.4%(「悪化すると思う」(34.8%)「どちらかといえば悪化すると思う」(53.6%)の合計)にも上り、2012年の調査開始から過去最高を更新したほか、4年連続で増加しました(2024年76.8%、2023年76%、2022年71%)。

不安を感じた事件・事故トップ3は?

最近1年間で不安を感じた事件・事故のトップ3は、1位「あおり運転や逆走などの交通トラブル」(34%)、2位「闇バイトによる強盗」(33.8%)、3位「水道管など社会インフラの老朽化」(27.8%)でした。共に3割超の「あおり運転や逆走などの交通トラブル」「闇バイトによる強盗」は、2024年に1位だった「フィッシング詐欺」(26.4%)を上回り、体感治安が悪化する要因の1つになったとみてとれます。

なお、闇バイトによる強盗事件をきっかけに認知が広がった「トクリュウ」という言葉について、「知らない」と回答した人は65.0%に上りました。

体感治安が悪化する一方、犯罪被害にあわないために日常的に防犯対策を講じているか聞くと63.8%が「防犯対策をしていない」と回答し、その理由は1位「具体的な対策方法が分からないから」(36.7%)、2位「費用がかかるから」(20.4%)、3位「今まで危険を感じたことがないから」(16.6%)という結果でした。長期の帰省や旅行で家を無人にするときに家の防犯に不安があるか聞いたところ、全体の53.8%は「不安がある」と答えました。具体的な不安の内容は、「鍵の閉め忘れ」が66.9%で最も多いことが分かりました。

また、在宅時、家の防犯に不安があるか聞いたところ、43.4%は「不安がある」と答えました。具体的な不安の内容は、「突然の来訪者」(71.9%)が最も多く、次いで「知らない番号からの電話」(56.2%)となりました。

セコムが提案する防犯対策『走るカレー』

セコムが提案する防犯対策『走るカレー』
セコムが提案する防犯対策『走るカレー』

セコムは、2024年に長期不在時に実施しておきたい防犯対策をまとめた『走るカレー』を考案。

【は】ポストに新聞や郵便物などの配達物がたまっていると不在だとわかってしまうため、新聞は配達を止め、郵便物は不在留め置きの手続きを取ると良いです。

【し】夜間はタイマーなどで照明をつけて在宅を装ったり、門扉を常夜灯にすることも人の気配を感じさせることができるので効果的です。

【る】固定電話に電話をかけ、留守かどうかを確認する空き巣もいます。留守番電話の応答メッセージは「〇日まで留守にします」ではなく「ただいま手が離せません」などの内容にするか、自身のスマホに転送する設定にするのが良いでしょう。

【か】防犯の基本ですが、ドアの鍵は確実に掛けましょう。1ドア2ロックにすることで侵入に時間がかかり、犯行をあきらめさせることにつながります。窓は上部に補助錠を。防犯ガラス・防犯フィルムにしておけばなお安心です。

【れ】非常事態が起きた時に対応が後手に回ってしまう可能性もあるので、親しい隣近所、近くに住んでいる親族の方などに、不在期間や自身の連絡先を事前に連絡しておくのが良いです。

【え】空き巣狙いがターゲットを求めてSNSを検索するケースもあります。旅行先からリアルタイムで投稿をするのは不在を悟られるため、帰宅してから投稿しましょう。

帰省や旅行の予定がある人は、セコムが提案する対策を参考にしてみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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