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園長の机に置かれた“稟議書” その“まさかの内容”に「1番悩まない稟議書」「賢い」

  • 2025.8.25

会社や組織で必要な決裁や承認を得るために作成する「稟議書」。早く仕事を進めたいのに、なかなか稟議を承認されず、やきもきした経験のある方もいるでしょう。

西垣 浩文(@hirofuminishigaki)さんが、「可愛すぎる稟議書」についてThreadsに投稿し、「1番可愛くて、1番悩まない」「可愛賢い」と注目を集めています。

いったいどんな稟議書なのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

Threadsで見る

投稿者さんは、職場である保育園のデスクの上に、拙いけれど、とても一生懸命に書かれた一枚の文書を見つけました。

その内容は、「うーぴーのすいそうがちいさいのでおおきくしてください」「すいおんけいもおねがいします」。つまり、保育園で飼っているウーパールーパーの「うーぴーちゃん」の水槽をもっと大きなものに交換し、水温計も設置してほしい、ということ。これは、「ぞうぐみ」の子どもたちが書いた「うーぴーちゃんの水槽および水温計の購入に関する"稟議書”」だったのです。

なんて可愛い稟議書でしょうか…!それに、まだ保育園児の子どもたちが、これほど上手に文章を書けるとは驚きです。自分たちがうーぴーちゃんのためにできることを考え、それを大人に文章で伝えるなんてなかなかできませんよね。

"稟議書”は完璧で、見た大人に「承認するしかない」と思わせますね。その後、すぐに"決裁”も下りたようで、うーぴーちゃんは無事に新居にお引越ししたそうです。

子どもたちの行動力が、本当に素晴らしいですね。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。

自分たちのためではなく、生き物のため

---可愛らしいですね!こちらの稟議書を見た時の率直な感想をお聞かせください。

私が園長を務める城崎こども園では、子どもたちが園で必要だと思うものを自ら申し出てくることがあります。園長が在室しているときは口頭でお願いしてくることもありますが、不在のときには、このように机の上に置いてあることもあります。

今回の稟議書は、一生懸命書かれた姿が微笑ましいだけでなく、子どもたちが日々大切に世話をしているウーパールーパーに関するお願いでした。自分たちのためのものではなく、生き物のために必要だと考えて書かれており、その思いに子どもたちの成長を感じました。

---「自分以外のため」という行動は、大人も見習わなければなりませんね。稟議書を受け付けた際、園児とはどのような会話がありましたか?

特に話はしなかったのですが、稟議書を確認してすぐに購入しました。子どもたちが降園する前に届けることができたので、自分たちで引越し作業をしていました。

---子どもたちは、自分たちの行動が、結果につながるという貴重な経験ができましたね。

そんな保育園いいなぁ

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

仕事柄色んな稟議書見てきたけど、1番可愛くて、1番悩まない稟議書
何組?と思ってよく見たら、「ぞうぐみ」なんですね。
理由と敬語、お願いしますまで書けるなんて、可愛賢い
そんな保育園いいなぁ

「稟議書を書く」という行動は、子どもたちの主体性や思いやり、コミュニケーション力の表れです。子どもたちは、日々いろいろなことを学び、大人が思っている以上に成長しているのですね。

取材協力:西垣 浩文(@hirofuminishigaki)さん