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『食費月2万円でも豊かな人』は絶対に買ってない…買うのをやめた“3つのモノ”とは?【お金のプロが解説】

  • 2025.8.15
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「食費が月2万円って本当に可能?」と思う人は多いでしょう。しかも、そんな節約生活をしながらも「豊かだ」と感じている人たちがいます。驚きなのは、単にお金を使わないケチケチ生活ではなく、自分にとって本当に価値のあるものにお金を使い、不要な出費をストップしていること。その鍵となるのが「買うのをやめた3つのモノ」です。この記事では、節約でなく「賢く選ぶ」ことで実現した彼らの豊かな暮らしに迫ります。

買うのをやめた“モノ”から見える、豊かさの真実

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

少ない食費で豊かに暮らす人が共通しているのは、いわゆる「無駄な買い物」から卒業していること。食費の中には、知らず知らず手を伸ばしがちな“つい買ってしまうもの”が含まれています。そうしたモノは、たとえ小さな金額でも積み重なると家計を圧迫し、生活の満足度とは比例しません。では、具体的に何を買わないのでしょうか?

まず1つ目は「高価な調味料や加工食品」。

多くの人は「上質な調味料は味のクオリティを上げる」と考えますが、実は基本の調味料(醤油、塩、味噌、酢、砂糖など)を上手に使いこなせば十分満足できる味わいになります。高級素材よりも“調理の工夫”に重きを置くのです。

2つ目は「ついつい買ってしまうスナック菓子や飲料」。

美味しそうで手が伸びますが、これらは栄養価が低くカロリー過多のうえ、それが食費を膨らませる原因になることも。代わりに、自然な味わいや手作りのおやつを選ぶことで満足感も高まります。

そして3つ目は「安売りだからと無計画にまとめ買いした食材」。

大量に買い込むと使い切れずに腐らせてしまうことが多く、かえってコストロスになることも。食材は必要な分だけ少量ずつ購入し、使い回しや保存方法に工夫を重ねる人が結果的に節約しながら"豊か"に暮らしています。

背景にあるのは“シンプルライフ”と“価値ある投資”の意識

なぜこれらのモノを買わないのか。その背景には、消費行動をより丁寧に見直し、「本当に自分にとって価値あるものに投資する」という意識があります。多くの人が食品や調味料の“質”よりも“使い切る量”や“家族の健康”を第一に考えています。

たとえば、加工食品を減らすことで熱量や添加物の摂取が減り、健康維持に寄与するという研究結果もあります。日々の食生活を見直すことが身体の調子を整え、結果的に医療費の削減にもつながるというデータも存在します。

さらに、まとめ買いを控えて必要な分だけ購入する方法はフードロス削減にもつながります。長く保存のきく食材や調味料を選び、冷凍保存や再利用を工夫することで結果的に無駄が減り、家計にも環境にも優しい暮らしに。

こうした選択は決して「我慢」ではなく、「賢く選ぶ」こと。そして「本当に必要で満足できるもの」を見極める人生の選択でもあるのです。

生活の豊かさは“買うもの”ではなく、“選び方”にある

食費が月2万円でも豊かな人は、買うものを単純に減らすだけでなく、購入の「質」と「量」、そして「意味」に目を向けています。

食費の節約、何から始めるか迷ったら、まずは「何を買わないか」を意識してみてください。
不要なものを買い控えることで、本当に価値あるモノを選ぶ余裕が生まれ、結果として豊かな暮らしの実現に繋がります。


監修者:有限会社バード商会 代表取締役 鳥谷 威(https://financialplanertk2021.com/

得意分野は、家計管理(とくに光熱費)と資産形成。福岡の大学を卒業後、大手ガス会社にて家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年間従事。クレカ請求業務も経験。
現役世代の人の家計が『今より豊かになるように』という想いのもと、約3年かけてCFP(R)資格を取得。
現在は、各種金融メディアでの執筆・監修・日本FP協会の支部相談員としても活動中。
20・30代の人に、早いうちから家計の見直しや資産形成の大切さを伝えたく日々奮闘中。