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管理栄養士「なるべく避けてください」→実は『わかめ』と相性の悪い食べ物があった…食べ合わせ"NGな食材"とは?

  • 2025.8.17
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

健康志向の高まりで、日々の食事にわかめを取り入れている人は多いですよね。わかめにはミネラルや食物繊維が豊富で、ヘルシーな食材として大人気です。
でも、実はわかめと相性が悪い食べ物があるのをご存じでしたか?
管理栄養士も「避けてください」と指摘するそのNGな食材とは何なのか。今回は、わかめの魅力をしっかり理解しつつ、食べ合わせで避けたい食材と理由をじっくり解説していきます。

わかめに含まれる主な栄養素とその健康効果

わかめは驚くほど栄養が豊富な海藻で、特に食物繊維・ミネラル・ビタミンがバランスよく含まれています。

まず注目したいのは、「食物繊維」。わかめには水溶性と不溶性の両方が含まれているため、腸内環境を整え便通改善に役立ちます。ダイエットやメタボ対策にも効果的です。

さらにミネラルの中ではカルシウムやマグネシウムが豊富で、骨や歯を丈夫にする助けとなります。加えて、わかめにはビタミンKや葉酸もたくさん含まれています。ビタミンKは血液凝固や骨の健康維持に重要な役割を果たし、葉酸は細胞の新生に関わるため、妊娠中の女性の栄養補給にもおすすめです。

そんなわかめの良さを生かすには「食べ合わせ」が非常に重要。実はわかめと特定の食材を一緒に摂ることで、栄養素の吸収が妨げられたり、体に負担をかけることがあるんです。

わかめと一緒に食べるのは避けたい食材とその理由

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

実は『ネギとわかめ』の組み合わせには注意が必要です

生のネギに含まれる「硫化アリル」は、わかめのカルシウム吸収を妨げる可能性がありますが、加熱すれば問題ありません。また、ネギに含まれるリンもカルシウム吸収に影響する可能性がありますが、含有量が少ないため通常の食事では気にする必要はありません。ただし、大量の生ネギを摂ると栄養面で効率が悪くなることがあります。

また、わかめの多量摂取はヨウ素の過剰摂取につながるリスクも。甲状腺に負担をかける可能性もあるため、特に甲状腺疾患を持つ人は専門医や管理栄養士との相談が大切です。このように、わかめはヘルシーですが、食べ合わせや量には注意が必要なんです。

賢い食べ合わせのコツまとめ

わかめの持つ栄養価はとても魅力的ですが、食べ合わせや摂り方によっては健康効果が薄くなったり、場合によっては体調を崩す原因にもなりかねません。

ポイントは、わかめの良さを損なわないために“食べ合わせ”と“量のコントロール”を意識すること。そうすれば、健康づくりに役立つわかめをより効果的に生活に取り入れることができます。ぜひ今日から試してみてくださいね!


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(Instagram /ブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。