「湖が占領されている」マレーシアで目撃された“侵略的外来種”に「知らない人が意外と多い」

湖というと、静かに水が広がっていて、どこか落ち着いた景色を思い浮かべる人が多いと思います。

でも、もしその水面が一面びっしりと水草に覆われていたら…ちょっと驚いてしまいますよね。

最近、海外のSNSで話題になったのは「マレーシアの湖が水草に覆い尽くされている」という投稿。

投稿には、水がほとんど見えないほどに水草で埋め尽くされ、もはや水辺とは思えないほどの様子となった湖の写真が添付されていました。

自然の驚異か、それとも環境問題か。
この水草の正体とその影響をめぐって議論が分かれています。

今回は、「マレーシアの湖を覆いつくす水草」に対する海外の方の反応を紹介します。

湖全体に水生植物

マレーシアの湖が水草に占領されちゃってるんだけど！

アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」にこのような投稿がされると、さまざまなコメントが寄せられました。

外国の方は「マレーシアの湖を覆いつくす水草」についてどのような意見を持っているのでしょうか。実際に寄せられたコメントをいくつか紹介します。

侵略的外来種って知らない人が意外と多いんだね。

これはその典型的な例だよ。
本来の生息地では天敵や競争相手がいるから繁殖が抑えられるけど、ここにはそれがいないから、在来の生態系を押しのけて一種だけが増え続ける「単一植生」状態になっちゃうんだ。

この水草ってウォーターヒヤシンスじゃない？

確かこの水草、見た目は綺麗だけど、水の生態系を壊すって有名なんだよね。

インドの湖では「ベンガルの恐怖」とまで呼ばれてるらしい。

ウォーターヒヤシンスって、確かに一部では害になってるけど、花はほんとに綺麗なんだよね。

見た目は綺麗なんだけどね...

これってたしか、イギリス人がインドに持ち込んだんだよね？

それでインドの湖や池が水草だらけになったって聞いたことあるよ。

サワードウのパンにマスタード、ハムとチーズ…あとはあの「緑のレタス畑」からちょっと摘んできたら完璧かもね（笑）

こんなにも大量に繁殖してるってことは、きっと居心地がいいんだろうな。

まあこれ、ほんとマレーシアじゃよくある光景なんだよね。

今回は、「マレーシアの湖を覆いつくす水草」について、海外の方の反応を紹介しました。

「見た目は美しいけれど、水中生物には深刻な悪影響を与える」という意見が多く、ウォーターヒヤシンスが“侵略的外来種”として問題視されていることが分かります。

なかには「ベンガルの恐怖」とまで呼ばれたり、イギリスによる植民地時代の影響を指摘する声もあり、単なる自然現象では済まされない背景が垣間見えました。

一方で、花の美しさや見た目のインパクトに魅力を感じるという声も。

自然の美しさと生態系への影響、そのバランスはとても難しい問題です。

あなたなら、湖一面を覆うこの植物、どう対応しますか？

出典：Reddit（This lake in Malaysia is infested with aquatic plants）
取材協力：Amari さん（https://www.reddit.com/user/Independent-Dot-8349/）

※記事の内容は2025年8月4日時点の情報です。