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「温度が一気に下がる…」たった“数秒”で“-13度”の温度差→急激に冷えるワケとは

  • 2025.8.6

夏休みの宿題のなかでも、少し悩ましいのが「自由研究」ではないでしょうか。工作や植物採集、実験など、何をテーマにしたらいいのか頭を悩ませている子も多いかもしれません。

あっこ小学校教諭(@akko.teacher_asobi)さんが、「自由研究にぴったりの実験」についてInstagramに投稿し、注目を集めています。

いったいどんな実験なのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

 

ある物質と水を混ぜるだけで、あっという間に温度が下がってしまうというのです…!これは楽しそうな実験ですね。

準備するのは、次の5つです。

  • 紙コップ
  • 水(100mlくらい)
  • チャック付きのジップロック
  • アルミホイル
  • 尿素(約250g)

まずは、ジップロックに尿素を紙コップ1杯分入れます。尿素には植物が成長するために必要な成分が含まれており、肥料として園芸店で売られていることが多いようです。

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出典:あっこ小学校教諭(@akko.teacher_asobi)さん

次に、アルミホイルで袋を作ります。折り紙のコップを作る要領で折れば、うまくいきそうです。その後、アルミホイルの袋に水を半分ほど入れて、上を閉じます。

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出典:あっこ小学校教諭(@akko.teacher_asobi)さん

先ほどのジップロックに、水を入れたアルミホイルの袋を入れ、空気をなるべく抜いてからチャックを閉めます。空気がたくさん入っていると、叩いた時にチャックが開いてしまうので注意が必要です。

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出典:あっこ小学校教諭(@akko.teacher_asobi)さん

そして、アルミホイルの中に入った水を出すように、袋の上から叩きます。

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出典:あっこ小学校教諭(@akko.teacher_asobi)さん

すると…水と尿素が混ざり合い、先ほど23度くらいだった温度が、10度ほどまで一気に下がりました!

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出典:あっこ小学校教諭(@akko.teacher_asobi)さん

尿素は水に溶けると温度が下がる性質があるため、ジップロックを叩いて水が漏れると、尿素が水に溶けて冷たくなるのだそうです。

実験後の水と尿素は、そのまま流しまたはトイレに流せば良いとのことなので、後片付けが簡単なのも嬉しいですね。

気を付けるポイントと注目してほしいところ

実験について、投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---涼しげな実験です!実験する際に、気を付けるポイントをお聞かせください。

尿素が手につかないように、手袋を使用すること、目にも入らないようにゴーグルを使用することです。ジップロックから空気をしっかり抜いて閉めないと、衝撃を与えた時に、中身が飛び出す恐れがあります。

---危険がないように気を付けなくてはなりませんね。実験する際に特に注目してほしいところがあれば教えてください。

特に注目してほしいところは、温度が一気に下がるところです。最初の水温をしっかり測ってから実験すると、効果が一目瞭然です。もちろん、触っただけでも違いは分かります!

---尿素の量によって、下がる温度に違いはあるのでしょうか?

尿素の量が増えることによって、水の温度が下がるけれど、限度があります。また水と尿素の質量比を同じにしたときが一番温度が下がります。

---尿素の量を変えて試してみるのも良さそうですね。

夏休みの自由研究におすすめ!

多くの子どもたちの興味をひきそうな、ワクワクする実験動画でした。ひんやりと冷たくなるので、暑い夏にもぴったりですね。

準備するものも少なく、手軽に試せるのも魅力。夏休みの思い出として、親子でチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

取材協力:あっこ小学校教諭(@akko.teacher_asobi)さん



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