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『なぜかトラブルを解決できる人』は密かにやっている…「説明」でも「説得」でもない、“シンプルな秘訣”とは?【プロが解説】

  • 2025.8.26
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

仕事でもプライベートでも、突然やってくるトラブル。誰しも「どうしてこうなるんだ!」と困惑した経験がありますよね。そんな中、なぜか自然とトラブルを解決してしまう人がいます。その人たちは決して大声で説明したり、必死に説得したりするわけではありません。実は、彼らが当たり前のように自然に行っている、あるシンプルな“コツ”があるのです。それは何なのか?今回はプロの視点から、その謎に迫ってみましょう。

相手の「話を聴く」ことが問題解決の隠れたキモ

トラブル解決の際、つい自分の意見を一生懸命説明したり、説得したりしてしまいがちですが、実はそれが逆効果になることも多いのです。

心理学の研究でも「自分の話を聞いてもらいたい」という欲求が人には強いとされています。つまり、トラブル当事者は自分の話や感情を理解してもらいたいと思っている場合がほとんどなのです。

したがって、『なぜかトラブルが解決する人』は、まず「相手の話にしっかり耳を傾ける」ことを自然にやっています。ここで重要なのは、ただ黙って聞くだけでなく、相手の感情や背景、言葉の裏にある意図を感じ取り、受け止める姿勢を持っているという点です。

これが「説明」や「説得」とは違い、相手の防御心を和らげ、対話の土台を作るポイントなんです。

押し付けず、相手と共に問題を考える

次に大切なのが、「共感」の力です。相手が抱える問題や不安に対して共感を示すことで、信頼関係が強まり、よりスムーズに問題解決へと進んでいきます。共感は「あなたは一人じゃない」というメッセージを伝え、相手の心理的負担を軽くします。

また、“説明”や“説得”にありがちな一方的な言葉の押し付けを避け、「一緒に考えていきましょう」といった姿勢を示すことで、相手も心を開きやすい状態になります。例えば、「こうしたらどう思いますか?」や「あなたの意見も聞かせてください」といったオープンな問いかけです。

このように問題解決がスムーズな人は、自然と相手の立場に立ち、相手が話しやすい環境を作っているのです。このアプローチは、職場や家庭、友人関係など、どんな人間関係でも効果的です。

問題の本質を見極め、柔軟に対応する“静かな強さ”

トラブル解決が上手な人は、単に話を聞いたり共感するだけではありません。

問題の本質を冷静に見極め、必要に応じて適切な提案や解決策を示していきます。この時ポイントになるのが「柔軟な対応力」です。状況や相手の反応を観察しつつ、押し付けではなく自然に解決案を共有するのです。

例えば、相手が強い感情を抱いている場合は少し時間を置くことを提案したり、小さな成功体験を積み重ねることを勧めたり。このような工夫はトラブルの根本原因にアプローチし、長期的な関係改善にもつながります。

心理学者が紹介する「問題解決の3ステップ」としては、「受け入れる」「整理する」「共に考える」が挙げられますが、なぜかトラブルが解決する人はこれを無意識のうちに行っています。つまり、問題を自分ごとと捉えつつ、冷静にかつ温かく向き合う力があるわけです。

結局、トラブルは“人と人”のコミュニケーションが命の鍵

振り返ってみると、トラブル解決のコツはとてもシンプルです。決して大げさな説明や説得ではなく、相手の話をじっくり聴き、共感し、一緒に考えること。

そして柔軟に対応し、相手が心を開いてくれる環境を自然に作れるかどうか。この「聞く力」と「寄り添う力」が、トラブルをスムーズに解決してしまう人の共通点なのです。

こうした力は特別な才能ではなく、誰でも意識して磨けるコミュニケーションのスキル。日常の中で少しずつでも相手に寄り添う姿勢を持つことで、「なぜかトラブルが解決する人」に近づけます。今日から実践してみてはいかがでしょうか?


監修者:川谷潤太(かわたに じゅんた)(株式会社脳レボ 代表)

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校長に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設1年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社 脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども・保護者・教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。