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『なぜか仕事に集中できる人』は密かにやってる…「作業リスト」でも「優先度付け」でもない、“驚きの方法”とは?【プロが解説】

  • 2025.9.1
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

仕事をしていると、「さあ集中しよう!」と思っても気が散ったり、やる気が続かなかったり、なかなか思うように集中できないものですよね。でも、世の中には不思議なほど仕事に没頭できてしまう人がいます。彼らは単に「作業リストを作る」「優先順位をつける」といった一般的な方法以上の、“ある習慣”を無意識のうちに取り入れているのです。

今回はその意外な方法について、わかりやすく紐解いていきます。

“スイッチング”よりも大事な「環境を味方につける」ことで集中力は劇的に変わる

集中力を高めるテクニックとしてよく紹介されるのが「作業リストの作成」や「優先順位の設定」です。

確かに計画的に仕事を進めるうえで役立ちますが、それだけではなぜか長続きしない、あるいは思うように集中できないことが多いのが現実です。では、本当に効果が高いのは何か?それは“環境のチューニング”です。

具体的には、作業空間を整える、心理状態に合ったBGMを選ぶ、スマホ通知を制限するなどの工夫を、無意識に習慣化している人が多いのです。脳は外部刺激に敏感で、『スイッチングコスト』と呼ばれる切り替え負荷が大きいほど集中を維持できません。逆に、環境を工夫すればこの負荷を減らし、集中状態を保ちやすくなるのです。

たとえば、研究では「雑音のあるカフェと自宅仕事環境の比較」で、雑音レベルや視覚的刺激が少ない環境ほど注意力が長時間持続することが示されています。また、スマホの通知をオフにし、メールをチェックする時間をあらかじめ決めることで、作業の中断が減り脳の切り替え負荷が軽減されることも分かっています。

無意識レベルで集中力を高める“体験の繰り返し”と「ルーチン化」の秘密

さらに、集中力の高い人は「作業リストや優先順位」にプラスして、“習慣化している行動パターン”を持っています。

ここで重要なのは、これらが無意識レベルで実践されている点です。意識的に何度も頑張って環境を良くしようと思うよりも、それが身体的なルーチンや生活リズムとして根付いていることが鍵となります。

よくある具体例の一つが「作業開始前のルーティーン動作」。例えば、コーヒーを淹れる、音楽をかける、一定の姿勢をとる、デスクの文具を整える──といった一連の動作を決めて繰り返すことで、脳が“これから集中モードに入る”と判断しやすくなると言われています。これを「条件反射的に集中状態に切り替える仕組み」と考えることもできます。

つまり、単なる「やることリスト」だけではなく、環境と心のスイッチを連動させる行動が、なぜか仕事に没頭できる人の秘訣というわけです。

「作業リスト」「優先順位」以外にもある、集中力を高める意外な方法まとめ

今回解説したように、「なぜか仕事に集中できる人」は単なる効率化のテクニックだけでなく、仕事環境を自分仕様にチューニングし、身体的・精神的なルーチン化によって集中力を自然に高めています。これが無意識レベルで行われているからこそ、本人も気づかぬうちに強力な集中モードに入れているのです。

もちろん、「作業リストを作る」「優先順位を意識する」といった基本を押さえたうえで、この“環境づくり”と“集中ルーチンの習慣化”を意識的に取り入れてみてください。スマホの通知をオフにする、仕事開始前のルーチンを決める、集中しやすい空間を整えるなど、小さな工夫が大きな差を生みます。

集中力の波は誰にでもありますが、環境と習慣でその波をコントロールすることは可能です。ぜひ今日から、あなたも“なぜか仕事に集中できる人”の無意識テクを味方につけてみてはいかがでしょうか。


監修者:あゆ実社労士事務所

人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。