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『なぜか部下に信頼される上司』は自然にやっている…「ありがとう」でも「お疲れ様」でもない、“感謝を伝える方法”とは?【プロが解説】

  • 2025.9.1
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

仕事の場面で「ありがとう」や「お疲れ様」と声をかけるのはよくある光景。でも、なぜだか部下から特に信頼される上司は、これらの言葉だけには頼っていません。

単なる定型フレーズを繰り返すだけでは、部下の心には届きにくいことが多いのです。一方で自然体で実践している“ある方法”を用いることで、部下のモチベーションがぐっと高まり、厚い信頼を得ているのです。

この記事では、「ありがとう」や「お疲れ様」とは一味違う、プロが教える感謝を伝える秘訣をわかりやすく解説していきます。

言葉だけじゃ伝わらない!? 感謝の効果的な伝え方のカギ

『ありがとう』や『お疲れ様』は感謝の基本フレーズです。しかし、単なる言葉だけでは気持ちが深く伝わらないことが、心理学の研究でも分かっています。理由はシンプルで、これらのフレーズは使われすぎて“形骸化”し、本心を感じにくくなるからです。

さらに、感謝の伝え方には大きく分けて「言語的表現(言葉)」と「非言語的表現(態度・行動)」があります。信頼される上司が自然にやっているのは、まさにこの両面をバランスよく使い分けていること。たとえば、具体的な仕事の成果や頑張りに対して「〇〇の部分が素晴らしかった」と言葉で伝えるだけでなく、感謝の気持ちを態度や細やかな気遣いで示すことが大切です。

また、心理学的には「具体的で誠実なフィードバック」が感謝や承認の効果を高めることが知られています。抽象的に「ありがとう」だけ言われるより、何に対してありがとうと言っているのかが明確な言葉が心に響きやすいのです。

日常に溶け込む“魅力的な感謝表現”の実例とポイント

では、実際にどのように感謝を伝えれば、部下から信頼を得やすいのでしょうか。具体例を通してふかん的にみていきます。

  • 個別で具体的に伝える
    例えば、「昨日のプレゼン準備、本当に助かったよ。資料のまとめ方がわかりやすくて感心したよ」というように、誰のどんな努力を評価しているのか伝えましょう。これだけで部下は「自分は認められている」と実感できます。
  • タイミングを逃さない
    感謝はタイミングも重要。仕事が終わってからや日常会話の中ではなく、その場で感じたタイミングで伝えることで誠意が伝わります。遅くなるほど感謝の気持ちが薄れてしまう可能性があります。
  • 行動や雰囲気で示す
    感謝の言葉に加えて、ちょっとした気配りやサポートを行動で示す上司は好印象です。例えば、忙しい時に「こちらは私がフォローしてるから」と声をかけたり、部下が困っているときに親身に寄り添うことです。
  • 言葉のバリエーションを増やす
    「ありがとう」や「お疲れ様」だけに頼らず、「助かったよ」「君がいてくれて本当に助かった」「さすがだね」といった感謝の気持ちを表現する文言を使い分けるのもポイント。

こうした振る舞いの積み重ねが部下の信頼を育て、職場の人間関係も良好に保つ秘訣になります。プロのマネジメントやコミュニケーション指導でも、感謝の“質”を高めることが重要視されています。

感謝を深めるには「言葉以上のもの」を自然に示すこと

結局のところ、部下に信頼される上司は感謝を伝える際、単なる言葉だけで終わらせません。普段から『あなたのことを見ている』『頑張りを理解している』というメッセージを、態度や行動でも自然に示しています。

例えば、さりげない気遣いやサポート、仕事の任せ方で成長の機会を提供したり、適切なタイミングで肯定的なフィードバックを与えたりと、感謝の気持ちを行動で表現しています。こういった姿勢が心理的安全性を高め、部下のやる気を引き出し、結果として「この上司に付いていきたい」と感じさせるのです。

言葉だけでなく、「振る舞い」「態度」全体を通じて誠実な感謝を示すことが、信頼される上司の自然なやり方。これこそプロが解説する、本当に効果的な感謝の伝え方と言えるでしょう。

何気ない一言以上に価値がある、「真心の感謝」の届け方

部下が心から信頼する上司は、「ありがとう」や「お疲れ様」だけに頼ることなく、具体的な言葉と自然な態度で日々感謝を伝えています。心理学やコミュニケーション研究に基づけば、具体的なフィードバックや行動で示す感謝こそが人の心を動かす力を持つのです。

あなたも今日から周囲の頑張りに気づいた瞬間に、具体的で誠実な言葉をかけてみてください。そしてさりげないサポートや気遣いを意識的に増やせば、きっと部下との信頼関係はぐっと深まるはずです。感謝の伝え方を工夫して、チームの絆を強く育んでいきましょう。


監修者:あゆ実社労士事務所

人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。