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『なぜか部下が動く上司』は自然に使っている…「任せた」でも「期待してる」でもない、“やる気を引き出す一言”とは?【プロが解説】

  • 2025.8.29
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

「任せたよ」「期待しているからね」――この言葉、あなたも上司や先輩から言われたことがあるのでは?

でも、そんな言葉をかけられても部下がなかなか動かない、やる気が続かないことも多いですよね。逆に、特に目立った励ましの言葉はなくても、部下が自発的に動いてサクサク成果を出す上司も存在します。実は、その差を生むのは「任せる」「期待する」という表現を超えた“絶妙な一言”だったのです。今回は「なぜか部下が自発的に動く上司」が自然に使っている、その言葉の秘密に迫ります。

「任せた」や「期待してる」だけじゃ伝わらない!? 本当のやる気を引き出す言葉の正体

まず、多くの上司が使う「任せた」「期待している」というフレーズ。確かにこれらはポジティブなメッセージですが、部下の心を深く動かすには少し足りないことがあると指摘されています。なぜか?それは、この言葉が部下に「プレッシャー」や「責任感」を強く意識させてしまい、逆に萎縮や不安を生む場合もあるからです。

部下のモチベーションが持続するには「心理的安全性」と「自分の価値を感じられること」が重要とされています。単に期待するではなく、「君だからこそできるんだ」という、個人の「価値」を伝える言葉こそ部下の心に響きやすいのです。つまり、「任せる」だけではなく、「その人の強みを認める」「役割の意味を具体化する」一言がやる気スイッチを入れる鍵と言えます。

実例で納得!部下の心を動かす“やる気を引き出す一言”とは?

では、部下が自然に動く上司は実際にどんな言葉を使っているのでしょう?例えば、「ここは○○さんのセンスに期待している」「○○さんがこう言ってくれると、みんな安心して動ける」など、個人の強みや役割を具体的に伝える言葉が挙げられます。

こうした言葉に共通するのは、“部下の存在価値を心から認めていることがしっかり伝わる点”です。部下は「ただのタスク担当」ではなく、「チームに欠かせない人材」と感じるため、自発的に動く意欲が自然に湧きます。さらに、「達成感や成長の期待感」とも結びつきやすいので、継続的なやる気も引き出せるのです。

逆に「任せただけ」「期待してる」と抽象的な投げかけに留めると、部下は具体的に何を頑張ればいいか分かりにくくなり、動きが鈍くなることも。だからこそ、やる気を引き出す言葉は単なる「任せた」じゃなく、「あなたのこういうところがチームに必要なんだよ」という“個の承認”が肝心なのです。

最も効果的なのは“個人の強みや価値を具体的に承認する言葉”

「なぜか部下が自発的に動く上司」が自然に使っている言葉は、単なる「任せた」や「期待してる」といった抽象的なものではありません。部下個人の特性や強み、そしてその役割の意味を具体的に伝え、存在価値を認める一言がやる気を引き出すのです。このコミュニケーションは、心理学の知見にも裏付けられており、失敗や意見表明をしても罰せられない安心感など、チームの心理的安全性や成長意欲を高める上でも効果的。

だからこそ、上司として部下に一言かけるときは、ぜひ「あなたがこの仕事にどう貢献できるのか?」を意識してみてください。それが部下のやる気スイッチを自然に押すヒントになることでしょう。


監修者:あゆ実社労士事務所

人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。