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『なぜか初対面で好印象な人』は密かにやってる … 「褒める」でも「共通点を探す」でもない、“距離を縮める行動”とは?【プロが解説】

  • 2025.8.13
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

初めて会った人とすぐに打ち解ける人っていますよね。共通点を探したり、相手を褒めたりする方法はよく知られていますが、それだけじゃないんです。

なぜか心の距離をすぐ縮める人たちが密かに使っている“ある行動”が実はとても効果的。

この記事では、その“褒める”や“共通点探し”とは違う、心理学やコミュニケーションのプロが認める“初対面で効く行動”にスポットを当てて解説します。

“話したくなる”空気を作る――初対面の壁を超える本質とは?

みなさんも、初対面の人と話しているとき「なんだかこの人とはすぐに打ち解けられそう」「自然と話しやすいな」と感じた経験はありませんか?

多くの人は人間関係を築く際に、相手を褒めたり共通点を探したりしがちですが、こうしたテクニックは相手によっては逆効果になることも。では、なぜかすぐに仲良くなれる人は何をしているのでしょうか?

心理学の研究によると、それは「ミラーリング(相手の仕草や話し方をさりげなく真似る)」や「適度な自己開示」がポイント。人は相手に似ている部分があると無意識に安心感を抱き、心を開きやすくなります。

さらに、自分のことを少しだけ語ると相手も同様に話しやすくなり、自然と会話が弾むのです。これらを組み合わせた“さりげない心の距離の縮め方”が、なぜか打ち解けるのが早い人の共通行動と言えます。

実践例で見る!“ミラーリング+自己開示”の最強タッグ

具体的にはどのように実践すればよいのでしょう?

例えば、相手が腕を組んで話しているなら、軽く自分も同じような姿勢をとり、相手の話し方のスピードやトーンに合わせて話す。この「ミラーリング」は相手に「この人は自分と似ている」と感じさせる心理効果があります。

そして、自己開示は趣味やちょっとした悩み、小さな成功体験の共有など、本当に簡単なものでOK。「実は私も最近映画にハマっているんです」など、無理なく自分のことを話すことで相手も心を開きやすくなるのです。これらの方法は、対話のキャッチボールにリズムを作り、「信頼感の土台」を築く効果があります。

特に自分の弱みを見せることは、「あなたを信頼して話しています」という強いサインになります。

相手の反応をよく観察すれば、すぐに距離が縮まる

なぜこれらの行動は“褒める”や“共通点探し”より効果的なのでしょうか?それは、双方の心の動きを敏感に感じ取り合う、リアルなコミュニケーションだからです。

褒め言葉は場合によっては「お世辞」や「上辺」だと感じられることもありますし、共通点探しも、無理に話題を合わせようとすると、かえって会話がぎこちなくなることもあるでしょう。

一方、ミラーリングと自己開示はあくまで自然なふるまいに寄り添う形です。つまり、自分を飾るのではなく、相手のテンポや雰囲気を汲み取りながら、自分も少しだけ素の姿を見せるというバランスが絶妙なのです。これにより、相手は「自分とこの人は分かり合える」と感じ、安心して話ができる心理状態になるのです。

たとえばビジネスの現場でも、この方法を取り入れている営業担当者は短時間で信頼を得られ、スムーズに商談が進むケースが多いと報告されています。人間関係の基本は“信頼”であり、その土台を作るのに効果的な行動がこれらなのです。

決め手は「リズムの共感」と「程よい自己開示」

初対面でなぜか仲良くなれる人がしているのは、相手の動作や話し方に自然と寄り添い、自分の小さな一面をさらっと見せること。

単純に褒めたり共通点を探すのとは違い、心のリズムを合わせていくミラーリングと、ほんの少しの自己開示によって、相手の警戒心をほぐし、会話に安心感を生み出しているのです。

これらは意識的に練習すれば誰にでもできるテクニック。次の初対面の場では、ぜひ試してみてください。初めの不安がぐっと減り、一気に話しやすくなるはずですよ。


監修者:KYお金と仕事の相談所 所長 山田圭佑
国家資格キャリアコンサルタント・CDA
マネー系・キャリア系コラムライター・監修者

沖縄県庁職員として18年間奉職後、コロナ禍を機に人生を見つめ直し、キャリアチェンジを行う。
現在はKYお金と仕事の相談所 所長として、お金と仕事のお悩み相談、各種セミナーへの登壇など、子ども~子育て世代の支援を中心に幅広く活動を行っている。
各種のセミナー・個別指導の受講者は、のべ3000名を超えた。