1. トップ
  2. 『なぜか上司からの評価が高い人』は意識している … 「報連相」でも「実績アピール」でもない、“信頼を得る姿勢”とは?【プロが解説】

『なぜか上司からの評価が高い人』は意識している … 「報連相」でも「実績アピール」でもない、“信頼を得る姿勢”とは?【プロが解説】

  • 2025.8.15
undefined
※Google Geminiにて作成(イメージ)

職場で、なぜか上司から厚く信頼されている人っていませんか?それはなぜか上司からの評価が抜群によく、周囲からも一目置かれている人たち。彼らが意識しているのは、“報連相(ほうれんそう)”や目立つ実績アピールではありません。では、一体どんな姿勢が信頼を築き、上司の高評価を生み出しているのでしょうか?この記事では、評価される人の共通点である“信頼を得る姿勢”の本質を、実践的な視点から深掘りして解説します。あなたも「なぜか評価が高い人」の秘密を知って、今すぐ取り入れられるヒントを掴みましょう。

信頼は“結果”だけじゃない!上司が本当に見ているものとは?

仕事での評価といえば、報告・連絡・相談の確実な実践や、目に見える成果を挙げることがまず思い浮かびます。

しかし、実際にはそれだけでは十分とは言えません。なぜなら、どんなにこまめに報連相をしていても、実績を強調しても、信頼が築かれない場合があるからです。

信頼関係は“相手にとっての安心感”によって生まれます。上司は、ただ結果を見るだけではありません。一緒に働く“人”を見ています。
具体的には、相手の態度や言動の一貫性、誠実さ、そして何より「自分が任せても大丈夫」と感じられるかどうかが大切です。

リーダーが部下を評価する際、最重要視するのは「信頼できるかどうか」であり、専門知識やスキルがそれに次ぐ位置づけとなっています。

つまり、報連相や結果のアピールは手段に過ぎず、それを支える“信頼を得る姿勢”こそが評価されているということ。人間関係の基本である誠実さや共感力、そして責任感。こうした要素が土台となり、評価が自然と高まります。

具体例から見る、信頼される人の“姿勢”とは?

それでは、信頼を得ている人は具体的にどんな行動や態度を意識しているのでしょうか。多くの職場で共通して見られるポイントを3つご紹介します。

  1. 率直で誠実なコミュニケーション
    単なる報告ではなく、課題や困難も隠さずオープンに伝え、解決策も一緒に考える姿勢が信頼を生みます。嘘やごまかしは信用を失う最大の原因です。
  2. 一貫性のある言動
    言ったこととやることがズレない人は安心感を与えます。そのため約束は守り、ミスは正直に認めた上で改善を約束します。
  3. 相手の期待を理解し、超える努力
    上司のニーズや仕事の目的を深く理解し、それ以上の成果やサポートを目指すことで「この人に任せて良かった」と感じさせます。

例えば、ある社員が納期が厳しい案件の進捗状況を細やかに共有しつつ、自分のアサイン外の相談にも迅速に対応。加えて失敗した際には素直に反省を示し、改善策を提案します。こうした態度は単なる業務遂行以上の信頼を得て、結果的に上司からの評価が驚くほど高まりました。

こうしたポイントを押さえることで、派手なアピールなしに「できる・信頼できる」印象を作れるのです。

評価を高めるために今日からできること

まとめると、なぜか上司の評価が高い人が大事にしているのは、報連相や実績アピールの表層的なスキル以上に、“信頼を得るための姿勢”です。それは誠実で開かれたコミュニケーション、一貫した行動、相手を思いやる考え方に基づいています。

今すぐにでも取り組めるステップとしては、「困ったことは早めに共有する」「約束は必ず守る」「相手の立場や期待を考えて行動する」の3つが挙げられます。これらの習慣を日々積み重ねることで、「なぜか評価が高い」人の仲間入りがぐっと近づくでしょう。

評価の高い人は決して特別な人ではありません。自分の姿勢や関わり方を少し変えるだけで、信頼の輪は広がります。キャリアも人間関係も、良い方向へ進んでいくでしょう。
あなたもぜひ、信頼される“姿勢のプロ”を目指してみてください。


監修者:あゆ実社労士事務所
人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。