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『なぜか意見が通る人』は自然とやってる … 「でも」でも「つまり」でもない、相手を説得させる“優秀な反論”とは?【プロが解説】

  • 2025.8.21
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

会議や打ち合わせで、なんとなく自分の意見がスッと受け入れられる人っていますよね。逆に、どんなに良いことを言っても「でも」「つまり」という言葉で相手が反論してきて、議論が平行線になることも。でも実は、「でも」や「つまり」ではない、もっと自然に説得力を高める“一言”があるとしたら?この記事では、コミュニケーションのプロが解説する「なぜか意見が通る人が使う言葉の秘密」を、ご紹介します。普段の会話や仕事の場で、すぐに役立つヒント満載ですよ。

説得が加速する言葉の力──単なる「でも」や「つまり」ではない理由

議論や交渉において、意見を通したいときに使いがちな言葉の筆頭が「でも」や「つまり」ですが、実はこれが逆効果になることが多いんです。なぜなら「でも」は相手の話を否定するニュアンスを含み、関係性を悪化させるケースもあるからです。

また「つまり」も、時に話を短絡的にまとめる印象を与え、相手の理解や納得を阻害することがあります。

コミュニケーション研究では、相手の発言を否定するように聞こえる言葉は、防衛的な態度(defensive communication)を引き出す可能性があることが指摘されています。

だからこそ、「なぜか意見がスッと通る人」は、同じ主張を伝える時でも、相手の感情や心理を自然に包み込みながら話す「ある一言」を使っているのです。

説得を加速させる魔法の一言とは?「ただ」と「それに」の絶妙な使い方

では、その加速させる一言とは何なのか?

結論から言うと、「ただ」や「それに」といった接続詞を上手に活用しているのです。たとえば「でも」ではなく「ただ」という言葉を使うことで、相手の意見を完全に否定するのではなく、「確かにそうだけど、こうも考えられるよね」と柔らかく自分の意見を補足するニュアンスを伝えられます。

また「つまり」ではなく「それに」とつなげると、単に話をまとめるだけでなく、「さらにこんなメリットもあるんだよ」といった説得の幅を広げる効果が生まれます。ビジネスコミュニケーションの専門家によると、このように接続詞を変えるだけで、聞き手の受け入れやすさが大きく変わり、自然と議論が前向きに進むという声も多いのです。

心理学的にも、『ただ』や『それに』のような接続詞の選び方は、相手の認知負荷を下げ、発言を前向きに受け取らせる「ポジティブ・フレーミング」の一種と考えられています。また、心理学の説得理論(ペティ&カシオッポの精緻化見込みモデルなど)でも、メッセージの受け入れやすさが印象や関係性によって左右されることが示されています。

言葉選びが意見を通す鍵になる

「なぜか意見が通る人」は、無意識のうちに「でも」「つまり」ではなく「ただ」「それに」といった言葉を使って、自分の意見を相手に優しく届けています。これによって相手が防御的にならず、自然と話に耳を傾けやすくなるのです。

これは心理的リアクタンス(Brehm 1966)を軽減する働きとも関連しています。相手の自由や立場を脅かさない言葉選びは、説得を受け入れやすい心理状態を作ります。

普段の会話や職場のコミュニケーションでぜひ意識してみてください。たった一言の違いが、説得力を大きく変えてくれますよ。これからは「でも」や「つまり」以外の接続詞にもチャレンジして、あなたの意見がもっとスムーズに通る場面を増やしていきましょう!


監修者名:momo333

国家資格キャリアコンサルタントとメンタル心理カウンセラーのダブルライセンスを所有。厚生労働省認定講座のキャリアコンサルタント、キャリアコーチなどを経て、現在はキャリア系コンテンツの専門家監修を務めるほか、医療系メディアのエディターとしても活動中。