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『なぜか話しやすい人』が使っている … 「へぇ」でも「そうなんだ」でもない、“共感されるリアクション”とは?【プロが解説】

  • 2025.8.20
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

会話をしていると、なぜか「この人とは話しやすいな」と感じる人、いませんか?

よくある「へぇ」「そうなんだ」だけではない、その独特なリアクションには実は心理学的な理由があります。ただ単に相手の話を聞いているだけではなく、相手の気持ちに寄り添い、共感を呼び起こすコミュニケーション術が隠されているのです。

今回は、そんな“なぜか話しやすい人”が自然に使っているリアクションのコツについて、専門家の知見をもとに解説します。

共感されるリアクションが生まれる背景と課題

会話中のリアクションは、コミュニケーションの潤滑油と言える重要な要素。

誰もがつい「へぇ」「そうなんだ」と返しがちですが、こうした反応は相手に「話をちゃんと聞いているのかな?」と疑問を持たせてしまうこともあります。心理学的には、共感とは単に相手の話を知的に理解するだけでなく、感情レベルで相手の気持ちを共有することを指します。

それでも“共感”を表すシンプルなリアクションが難しい理由のひとつは、人によって感じる共感のポイントが異なるからです。例えば、嬉しい話に「へぇ」と言われても温かみを感じにくいかもしれませんし、悩みを話しているときに同じ言葉を使うと相手が冷たい印象を持つ場合もあります。つまり、“共感されるリアクション”とは、その場の感情と相手の状況に合わせて変化させる必要があるのです。

こういった背景があるからこそ、コミュニケーションのプロや心理学に詳しい人々は、「ただ相槌を打つだけ」のリアクションではなく、心からの共感を示すための“表現の幅”を大切にすると説明しています。

“へぇ”でも“そうなんだ”でもない共感の表現とは?

では具体的にどのようなリアクションが、“なぜか話しやすい人”たちに共通しているのでしょうか?それは、相手の話に対し「あなたの気持ちがわかるよ」と、より伝わりやすくなる細やかな共感の表現です。

例えば、驚きを感じたら「それはすごいね!」、苦労話には「大変だったね…頑張ったね」といった具合に言葉に感情をのせることが挙げられます。

さらに、プロが推奨するのが「伝え返し(リフレクティブリスニング)」や「感情のリフレクション」。相手の言った内容をそのまま繰り返すだけでなく、そこに含まれる感情を書き換えて返す方法です。例えば、「仕事でミスしちゃって…」と聞いたら「仕事でミスがあって落ち込んだんだね」と返すと、相手は「私の気持ちをちゃんと理解してくれている」と感じます。

このような反応は相手の話に興味を持っていることを伝え、信頼感や安心感を生み出します。実際、心理学研究でも「感情のラベリング」は、相手に共感が伝わる効果的な方法とされます。つまり、”へぇ”や”そうなんだ”といった受け身の姿勢ではなく、能動的に感情を掴み取って表現することがカギなのです。

共感されるリアクションは“気持ちの受け止め方”

話しやすい人が自然と使うリアクションの秘密は、単なる相槌を超えて、相手の気持ちに寄り添う言葉選びにあります。

心理学的に、共感は2側面からのアプローチが有効だと言われています。一方は、相手の考えを理解する「認知的共感」。そして、もう一方は相手の感情を感じ取る「情動的共感」です。このスキルを磨くことで、会話がより深く、心地よいものになっていくでしょう。

日常会話の中で、つい「へぇ」「そうなんだ」と流してしまいがちなリアクションを「なるほど、それは大変だったね」「本当に嬉しいんだね」と感情を込めた言葉に変えてみてください。相手に寄り添う気持ちが伝われば、きっとあなたも“なぜか話しやすい人”の仲間入りができるはずです。


監修者名:momo333

国家資格キャリアコンサルタントとメンタル心理カウンセラーのダブルライセンスを所有。厚生労働省認定講座のキャリアコンサルタント、キャリアコーチなどを経て、現在はキャリア系コンテンツの専門家監修を務めるほか、医療系メディアのエディターとしても活動中。