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『また会いたいと思わせる人』は自然と使っている…「名刺交換」で必ず添える、“相手を動かす一言”とは?【プロが監修】

  • 2025.8.14
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ビジネスや交流の場で誰もが経験する「名刺交換」。ただ名刺を渡すだけでは、印象に残らず、次につながらないことも多いですよね。そんな中、「また会いたい」と自然に思わせる人たちには、必ず共通して使っている“魔法の一言”があります。

無理なく自然に添えられて相手の心に響くそのフレーズは、一体どんな言葉なのでしょうか?人間関係の第一歩を成功させるコツとして、その秘密に迫ります。

「また会いたい」を生む言葉の力と名刺交換の本質

名刺交換は単なる名刺の受け渡しではなく、相手との関係構築のスタートラインです。

ビジネスシーンではよくある光景ですが、実際に印象に残る人はほんの一握り。なぜ同じ行為なのに、人によって差が生まれるのでしょうか?

それは、言葉の選び方や伝え方に大きく左右されます。心理学の研究からも、人は言葉のトーンや内容によって相手への信頼度や好感度が大きく変わることが明らかになっています。さらに、ビジネスコミュニケーションにおいては、「共感」や「感謝」を伝える言葉が、次の接点を生み出す役割を果たしています。

例えば、単に「よろしくお願いします」と言うだけでなく、「お会いできてうれしいです」「またお話できるのを楽しみにしています」といった一言を添えるだけで、相手の心理にポジティブな印象を残せるのです。

こうした言葉は、ビジネス上の堅苦しさを和らげ、相手に「この人ともっと関わりたい」と思わせる効果を持っています。

具体例から紐解く、効果的な「魔法の一言」とは

では、実際にどんなフレーズが有効なのでしょうか?

最も効果的なのは「お目にかかれて光栄です」や「またお話しできる機会を楽しみにしています」といった、丁寧で相手を敬う言葉です。

これらの言葉は、多くの人が日常的に聞く丁寧語よりも一歩踏み込んだ印象を与えられます。また、相手に対して特別感を演出し、「また会って話したい」という気持ちを自然と引き出します。例えば、初めての名刺交換で「よろしくお願いします」とだけ言った場合よりも、「今日はお会いできて本当に嬉しいです。次回もぜひお話しましょう」と伝えた方が、相手の記憶に強く残るケースが多いのです。

さらに、この言葉は瞬間的に共感とポジティブな感情を呼び起こすため、ビジネスの場での信頼構築にも役立ちます。言葉だけでなく、笑顔や相手の目を見て伝えることで、より一層の効果が期待できます。

誰でもできる!名刺交換に“魔法の一言”を自然に添えるコツ

せっかく覚えた“魔法の一言”も、無理に使うとぎこちなく感じられてしまいます。

そこで大切なのが、自分の言葉として自然に伝えることです。例えば、次のようなポイントを意識すれば、誰でも無理なく好印象を与えられます。

  • 心からの気持ちを込めて伝えること
    言葉が形式的でなく、気持ちが乗っていると相手にも伝わります。
  • 相手の名前や企業名をさりげなく入れる
    「○○様にお目にかかれて嬉しいです」と具体的に言うと特別感が増します。
  • その場の内容や雰囲気に合わせて言葉を選ぶ
    堅い場面なら少しかしこまった表現、カジュアルな集まりなら親しみやすい一言を。

こうした工夫は心理学でも推奨されており、自然体で誠実な態度こそが相手の心に響くコミュニケーションの基本なのです。

ビジネスチャンスの扉を開く、名刺交換の魔法の一言を味方に!

あなたの印象を決めるわずかな瞬間――名刺交換の場で交わされる小さな言葉が、未来の関係性を大きく左右します。

単なるルーティンではなく、「また会いたい」と思ってもらえる一言を添えることで、相手の記憶にポジティブな印象を残し、信頼や共感の土台を築くことができます。

この“魔法の一言”は特別なスキルではなく、誰にでも習得可能。大切なのは、相手を敬い、心からのコミュニケーションを心がけることです。次回の名刺交換ではぜひ、自分らしい言葉でその一言を添え、あなたの人間関係を一歩前進させてみませんか?


監修者:川谷潤太(かわたに じゅんた)(株式会社脳レボ 代表)

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校長に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設1年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社 脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども・保護者・教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。