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ブラジルで味噌汁を作った日本人「なんだこの国」 見知らぬ男性のひと言に「胸があたたかくなった」

  • 2025.7.25

海外旅行先でふと感じる「日本らしさ」。

そんな心あたたまる体験が、記憶に残る旅のひとコマになることがあります。

KAD 旅写真(@kad4ani)さんが、「ブラジルの宿で味噌汁を作っていた時のこと」についてX(旧Twitter)に投稿し、「いろいろなところでの縁を思い起こされる味なんでしょうね」「味噌汁って、本当に心にしみる」と共感の声が寄せられています。

いったいどんな出来事だったのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

ブラジルの宿で自炊していた投稿者さん。

味噌汁を作っていたところ、その香りに誘われてやって来た見知らぬ男性から「それは…日本のソウルスープか?」という一言が。

思わずお椀を差し出すと、男性は味噌汁を一口飲み、「サウダージ…」と静かに呟いたのだそうです。

味覚が引き出す記憶、そして遠い異国での思いがけない共鳴。その場の空気ごと“エモさ”が伝わってくるようなエピソードです。

“知っている味”がつないだ、言葉を超えた出会い

投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---異国の地でうれしい反応ですね!味噌汁を飲んだ反応を見て、どのように感じましたか?

「これ、味噌スープだろ?」と、笑いながらもどこか懐かしそうな顔で受け取ってくれた瞬間に、「この人、きっとどこかで日本を感じたことがあるんだな」と思って胸があたたかくなりました。
異国の地で、誰かが“知ってる味”を笑顔で迎えてくれるのって、旅人にとって本当に救われる瞬間です。

---その後、男性と味噌汁についてどんな会話をされましたか?また、ブラジルで味噌汁など日本食に触れる機会はあるのでしょうか?

「昔、サンパウロで日本人の友達に出されたことがあってさ。インスタントだったけど、すごく印象に残ってたんだ」
そんな風に話してくれて、そこから“食べ物の記憶ってすごいよな”って話に。
「でも、手作りの味噌汁はもっとやさしい味がするね」って言ってくれて、嬉しさとちょっと照れくささが混ざる、忘れられない会話になりました。

---旅先のふとした一杯が、誰かの記憶とあたたかく交差する。これからの旅でも、そんな心に残る出会いがありそうですね。

心に沁みたエピソードに共感の声続々

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

若い頃に日系人と同じ農園で働いていたと仰る方にお会いしたことがあります。

簡単な日本食(味噌汁、おにぎり。卵焼き)を振る舞ったところ、やはり「サウダージ」と仰いました。若い頃のお仕事とか、ご友人とか、いろいろなところでの縁を思い起こされる味なんでしょうね
海外に出たブラジル人は 郷愁に苦しむ
ものすごく情感が豊か
他人の郷愁にも 共感してくれるのだなあ…
「サウダージ」って「郷愁」とか「失われた物への憧憬」が入り混じった日本語では訳せない感情なので、日系移民の血筋の方かもしれませんね
ソウルスープか…そうよな
冷たい物を飲みすぎて冷えたお腹に味噌汁を流し込むと生き返るのよ

遠く離れた異国の地で、日本の味がもたらした小さな奇跡。

味噌汁の湯気の向こうに見えたのは、懐かしさ、あたたかさ、そして思い出。

旅先でのひとときが、誰かの記憶と静かに交わる。

そんな一杯に出会えた投稿者さんの体験は、これからの旅にも温もりを添えてくれそうです。

取材協力:KAD 旅写真(@kad4ani)さん



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