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『毎月赤字になる家計』は気づかずやりがち…お金が貯まらない“NGな食費の使い方”とは?【元銀行員FPが監修】

  • 2025.8.1
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

毎月の家計が赤字で苦しんでいる方の中には、気が付かないうちに食費をムダ遣いしているケースが多く見られます。食費は生活に欠かせない支出ですが、使い方によっては予算を大きくオーバーしてしまい、結果的に家計のバランスを崩す原因となるのです。そこで今回は、「毎月赤字になる家計」にありがちな食費の使い方のパターンを3つに絞ってご紹介。日々の食費の使い方を見直すヒントにもなるので、ぜひ参考にしてください。

頑張ったつもりが逆効果?無計画な購入で食費がかさむ罠

食費で赤字になる最たる原因の一つは「無計画な買い物」です。

スーパーでの買い物をその日の気分や特売品を見て衝動的に決めてしまうことは、多くの家庭で見られるパターンです。特売品に飛びつきすぎて、日常的に使わない食材を無駄に買い込んでしまい、いざ使い切れず賞味期限が切れて捨てる…という無駄が発生することも珍しくありません。

こうした無計画な買い物は、結果的に割高な総額になります。たとえば、まとめ買いした食材が予想以上に消費できず、結果的に食品ロスとなることも家計赤字につながる大きな要因です。計画的に買い物リストを作ることで、必要な分だけを効率的に買うことができ、無駄を減らせるでしょう。

外食やコンビニに頼り過ぎて大幅に増える支出

次に多いのが、「外食やコンビニ利用の多さ」です。

忙しい日々の中で、つい手軽さを優先してしまい、外食やコンビニでの購入が家計を直撃するパターン。外食は一回あたりの単価が高く、コンビニの食品も割高傾向があるため、毎日続くと大きな出費になってしまうのです。

例えば、仮に外食やコンビニ利用が週に5回、1回あたり平均700円使うとすると、月に約1万4,000円の支出になります。これを自炊に切り替えたり、まとめ買いした食材を使って手料理を作れば、その半分以下に抑えられる可能性も高いです。

コストだけでなく、健康面でも自炊の方が栄養バランスを整えやすいというメリットがあります。

便利さを優先しすぎ!作り置きや冷凍食品の使い方の落とし穴

三つ目にあげたいのは、「便利な冷凍食品や惣菜」の使い方を間違えているパターンです。

忙しい現代人にとって、冷凍食品や作り置きは非常に便利で節約にもつながる手段ですが、つい必要以上に高価な加工食品やお惣菜を多用すると、意外と食費がかさんでしまいます。

また、使い切れずに食品を廃棄してしまったり、栄養バランスが偏ってしまうことも。冷凍食品や作り置きを上手に活用するコツは、価格や成分を確認しながら、自分で調理した食材と組み合わせること。そうすることで、コスト面と栄養面の両方でバランスの良い食生活を維持できます。

食費の見直しで健全な家計を!意識すべきポイントとは?

食費は生活の中で大きな割合を占める支出だからこそ、使い方の工夫が家計の健全化に直結します。

無計画な買い物の見直し、外食やコンビニ利用の削減、そして冷凍食品や作り置きの適正な使い方を意識することが不可欠です。

これら3つの使い方の落とし穴に気づき、改善を続けることで、毎月赤字に陥りがちな家計を少しずつ黒字に近づけることが可能になります。ぜひ今日から食費管理のポイントを振り返ってみてください。


監修者:元銀行員FP なな子(https://note.com/ol30725

元銀行員で、ファイナンシャルプランナー(FP2級)の資格を持つ1児の母です。銀行勤務時代に培った金融知識に加え、宅地建物取引士の資格も保有しており、不動産やライフプラン設計など幅広い分野に対応できます。現在は子育てと仕事を両立しながら、「子育て×お金」に関する知識を深め、同じような立場の方々に役立つ情報をわかりやすく伝えることを目指しています。家計管理や教育資金の準備、住宅購入時のポイントなど、暮らしに密着したテーマを中心に情報発信していきます。