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ケーキ屋店員「出前先の店名が聞き取れない…」歌舞伎町での珍事件…結末に「今ならGoogleマップで即解決」

  • 2025.7.27
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出典元:ナエくまブログ

ぼっちながらも、それなりに楽しく暮らしている、ナエくま(ナエくまのブログ)さん。日常や思い出のあれこれを漫画にしたため、ブログで発信している彼女には、歌舞伎町の飲食店で働いていた過去があります。

そんなナエくまさんが、当時体験したのは、予想もつかないような「出前の珍事件」。時代背景も相まって、今では考えられない“アナログ接客”の一幕について、詳しく話を伺いました。

「しっとりの店なんですけど…」

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出典元:photoAC(画像はイメージです)

「電話で出前の注文が入ったんですが、どうしても店名が聞き取れなかったんです。唯一、相手の口からはっきり聞こえたのが“しっとり”って言葉だけで……」

「ただ、お店が入っているビル名だけは判明していたため、店長からは『◯◯ビルにある“しっとりっぽい名前”のお店を探して、ケーキを届けてきなさい』と、まさかの指示が飛びました(笑)」

その後、ナエくまさんは店に貼られていた地図を見ながら、周囲を探し回り、ようやくお店を見つけたとのこと……。

「結局、そのお店は“シーストーリー”という名前でした。“しっとり”と聞こえたのも今となっては納得です。ただ、この令和の時代であればGoogleマップですぐに解決してたと思います(笑)」

スマホが普及する前のアナログな時代だからこそ起きてしまった珍事件。そのやりとりはいまでも忘れられない思い出だそうです。

温厚な店長が唯一ピリッとした瞬間

――他に接客中のハプニングはありましたか?

金銭トラブルではないですが、出前でよく起きてたのが、お釣りの渡しミスですね。当時って現金のみの対応だったんです。出前先で1万円札を出されたのに、それを5,000円だと思い込んでお釣りを渡しちゃって、結果的にマイナス5,000円になるという……。

店に戻ってきてから初めて、レジ金が合わないことに気づき、その時は非常に焦りました。

――普段は穏やかな店長だったそうですが、怒ることもあったのでしょうか?

意外と、金銭ミスとかで怒られることはなかったんですよ。逆に「今!?」っていうところでピリついてました。

例えば、売り場外の売店担当だった時に少しだけ店内に入ったら、それが気に入らなかったのか、いきなり怒られて。「え、なんで?」と思ったんですけど、今でも理由はよくわかってません(笑)。

その日はクリスマスかバレンタインでめちゃくちゃ忙しくて、店長もピリピリしてたんだと思います。基本的には優しい人なんですけど、唯一“別人のように”なる瞬間でした(笑)

今では笑って話せる

“しっとり”としか聞こえない店名にスタッフ全員が翻弄された出前トラブル、1万円を5,000円と見誤った金銭ミス、そして理由もわからず突然怒られた繁忙期の一幕。

今では笑って話せるこれらの体験も、当時のナエくまさんにとっては一つひとつが大きな出来事でした。
そのすべてが漫画の“ネタ”として昇華され、多くの人に届いているのが何よりの証明なのかもしれません。

ちょっとクセのある街・歌舞伎町でのバタバタな日々は、今でもナエくまさんの創作の原点として、ゆるく、深く、息づいています。

▼歌舞伎町での実体験を描いたナエくまさんのマンガ

歌舞伎町の『飲食店』で働く女性。常連客の呆れたオーダーに「勘弁してくれ」
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クリエイター情報:ナエくま(ナエくまのブログ
関東在住。ぼっちながらも、それなりに楽しく暮らしている。くまとカモが好き。日常や思い出のあれこれを漫画にし、ブログで発信しています。