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とうもろこしは『皮付き』『皮なし』どっちが正解?!→プロが教える、買って後悔しない“見分け方”とは?

  • 2025.8.4
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

夏になると食べたくなる旬の味覚、とうもろこし。スーパーや市場で「皮付き」と「皮なし」、どちらを買うべきか悩んだことはありませんか?どちらにもメリットやデメリットがあって、どれを選べば鮮度や味、使い勝手で後悔しないのか気になりますよね。

今回はフードコーディネーターの視点から、皮付きと皮なしの違いや選び方のポイントをわかりやすく解説します。

違いはここ!とうもろこしの「皮付き」と「皮なし」、買う前に知っておきたいポイント

とうもろこしは、皮付きか皮なしかで保存方法や鮮度の保ち方が大きく変わります。

まず皮付きのとうもろこしは乾燥や鮮度劣化を防ぎ、購入後もしっかり水分を守り糖分の変化を遅くするため、ハリや甘味を保ちやすくしてくれるのが特徴です。皮があるおかげで鮮度が長持ちしやすく、茹でる際も香りや風味が逃げにくいため、美味しく食べられます。また、皮の色などで鮮度の確認もできます。

一方で皮なしのとうもろこしは、すでに皮が剥かれているため、身の詰まりや鮮度の状態がすぐに分かるのが魅力皮を剥く手間がなく、すぐに使いたいときや冷凍保存用に便利です。ただし皮がなくて乾燥しやすいため、鮮度の劣化スピードは早め。購入後は早く調理するのが鉄則です。

つまり、「鮮度と甘みの保存性を重視するなら皮付き」が、「手軽さやすぐ調理を重視するなら皮なし」がおすすめ。とはいえ、どちらが『正解』かは調理の使い道や保存環境によって変わります。だからこそ用途に合わせた賢い選び方が大切です。

失敗しない選び方のポイント!見た目や触り心地で分かる鮮度の見極め術

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

前の章では皮付きと皮なし、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えしましたが、せっかくなら、買ってから「もっと美味しいのを選べばよかった…」と後悔したくないですよね。そこで、フードコーディネーターが教える『買って後悔しないとうもろこしの選び方』のコツをお伝えします。

まず皮付きの場合、緑色の皮やひげの部分ががしっとりと艶やかであることをチェックしましょう。乾燥してパリパリになっている皮や萎びたひげは鮮度が落ちている証拠です。また、皮の隙間から覗く黄色い粒(実)がふっくらと張っているかもポイント。実が硬くなっていないかも必ず確認するようにしましょう。

皮なしの場合は、一目で実の状態が分かるので粒のつややかさが肝心。光沢があり、硬すぎず柔らかすぎず触った時に弾力を感じるものを選びましょう。色は鮮やかな黄色が甘さの証。粒がへこんでいるものは鮮度が落ちている可能性が高いです。

どちらも、購入後は冷蔵庫の野菜室で保管するのが望ましいですが、皮付きは長持ちしやすいため、数日常温保存することも可能です。皮なしはできるだけ早く食べきるようにしましょう。とうもろこしは生のままでも冷凍保存が可能なので、いずれの場合も、すぐに使う予定がないときは皮を剥いた状態で冷凍庫で保存が好ましいでしょう。

ポイントを押さえて楽しく選ぼう

とうもろこしの皮付き・皮なしの選択に「正解」はありませんが、皮付きのほうが鮮度や甘みの劣化がしづらい点ではおすすめ、皮なしのほうが調理の手軽さの点ではおすすめです。料理の種類や調理の仕方によって、適切または好みなほうを選びましょう。

今回の記事を参考に、夏のとうもろこしの味覚を存分に楽しんでくださいね!


監修者:初崎 麻衣(Instagram / Facebook

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フードコーディネーター・フードスタイリスト。
フードビジネススクール「チュ・ア・レゾン」卒業後、サラダボウル専門店のメニュー監修、調理家電のメニューブックや記事の監修、キッチンツールの監修など、食を通じた企業とのコラボレーション活動を行っている。