『お金がたまらない人』はつい放置しがち…今すぐ見直すべき“３つのサービス”とは？【元銀行員が解説】

2025.7.30

NetflixやAmazonプライム、Spotifyなど、多くのサブスクリプションサービスが生活に便利さをもたらしてくれますよね。
でも気づけば、使っていないサービスに毎月多額の料金を払っていることも。実は、無駄なサブスクリプションを解約するだけで、節約につながるかもしれません。
この節約効果は、ちょっとした見直しだけで家計が大きく楽になるチャンス。今回の記事では、節約を実現するために特に見直すべき3つの代表的なサブスクリプションサービスをご紹介します。

ついつい加入しがちなサブスクの落とし穴…

サブスクリプションサービスは、手軽に始められ気軽に解約できることが特徴です。

しかし、その「手軽さ」が、逆に無駄な支出を積み重ねる原因にもなっています。例えば、無料トライアル期間が終了して自動的に有料会員になる、あるいは「とりあえず登録したけど使っていない」状態が続くケースはとても多いです。

さらに、複数の動画配信サービスや音楽・電子書籍、フィットネスアプリなどを同時に契約してしまい、どれも中途半端にしか活用できていないことも問題。これでは月々の利用料金が膨らみ、知らず知らずのうちに家計を圧迫してしまいます。

では、特に解約を検討すべき代表的なサービスは何でしょうか？

無駄払を減らす！節約効果が高い3つのサブスクリプション

ここからは、節約が見込める、解約を検討したい代表的な3サービスをご紹介します。

それぞれのサービスを日常的に使いこなせているかを確認し、必要なものだけ残すのがポイントです。

1. 動画配信サービス（Netflix、Amazonプライム・ビデオなど）

複数の動画配信サービスを併用している人は多く、それぞれ月額1,000円～2,000円程度かかります。ですが、多くの人は主に1つのサービスを使い、他はほとんど利用していません。例えばNetflixとAmazonプライムを同時契約しながら、実質的にどちらか一方しか利用していない状態です。見たい作品や好みのジャンルを整理し、1つに絞るだけで月1,000円以上の節約となります。

2. 音楽配信サービス（Spotify、Apple Music、LINE MUSICなど）

音楽アプリも複数同時契約している場合があり、こちらも月額1,000円程度のコストがかかります。特に、無料プランで十分な場合や利用頻度が低い場合は、サービスを絞って解約するという見直しが有効です。スマートフォンのデータ通信やストレージ容量の節約にもつながります。

3. フィットネス・健康関連アプリ（Apple Fitness+、LEAN BODYなど）

コロナ禍でオンラインフィットネスが流行し、多くの人が複数サービスを利用するようになりました。しかし、通い慣れたジムや運動習慣が戻った際に使わなくなるサービスも多いのが実情です。月額1,000円～2,000円くらいと決して安くないため、一度本当に続けたいもの以外は解約することで無駄な出費を抑えられます。

これら3つのジャンルを見直すだけで、合計で5,000円以上の節約に成功するケースは十分にあり得ます。特に使っていないサービスの月額は積もると大きな金額になるので、定期的なチェックが重要です。

今すぐチェック！賢いサブスク解約でラクラク家計改善

動画、音楽、フィットネス。これらのサブスクリプションを見直すだけで、意外と大きな支出カットが叶います。サブスクは利便性が高い反面、無駄遣いになりやすいため、契約しているサービスの月額料金や利用度を定期的にチェックしましょう。特に、使っていないサービスは迷わず解約することが家計の味方になりますよ。

日々の小さな節約が積み重なって、年間ではかなりの金額に。浮いたお金で趣味や貯金に回すなど、賢く利用すれば生活の質もアップします。ぜひあなたも今回紹介した3つのサービスを中心に、自分のサブスクを見直してみてくださいね。

監修者：山田遥
大学院で公共政策を学び、地方経済について研究。大学院修了後は地方銀行で3年間窓口業務を担当。お客さまとよく話し、ニーズに合わせて預金の他にも投資信託や保険といった金融商品を提案していた。金融機関を退職してからも、自分で投資信託やiDeCoを続け、現在も勉強中。