1. トップ
  2. 『エアコンの設定温度』でここまで大きく変わる?!→夏の電気代を劇的に節約する…“3つの方法”とは?【プロが監修】

『エアコンの設定温度』でここまで大きく変わる?!→夏の電気代を劇的に節約する…“3つの方法”とは?【プロが監修】

  • 2025.7.21
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

暑い夏に欠かせないエアコン。でも、使い方次第で電気代がグンと変わることを知っていますか?

なかでも注目したいのが『設定温度』。実はこの温度設定ひとつで、家計への負担が大きく変わるポイントになるんです。

ちょっとの工夫で、毎月の電気代がぐっと節約できて、快適さはそのままキープできます。今回は、そんなエアコンの『設定温度』に注目し、賢く夏の電気代を抑える方法をわかりやすく紹介します。これを読めば、暑い夏もお財布を気にせず快適に過ごせるようになるかもしれませよ。

エアコンの『設定温度』が電気代に与える影響とは?

エアコンの電気代は、設定する室温によって大きく左右されます

簡単に言えば、『設定温度』を低くするほど、エアコンはより強く冷やそうとするので電力消費が増え、電気代も高くなります。逆に『設定温度』を少し上げるだけで、電気代は大幅に節約できます。

環境省が実施している「家庭部門のCO2排出実態統計調査」では、室温を夏季28℃、冬季20℃とすることが推奨されています(※)。
また、エアコン設定温度を1℃緩和した場合の消費電力量は、冷房時約13%、暖房時約10%削減されると見込まれています。

1度上げるだけで約10%の節約効果が期待できるので、無理のない範囲で『設定温度』を工夫するのがおすすめです。

夏の電気代を節約!エアコン周りの工夫と使い方テクニック

では、具体的にどんな工夫で電気代を抑えられるのでしょうか?

ポイントは、エアコンの『設定温度』の調整だけでなく、室内環境を整えることにもあります。

まず取り組みたいのが、エアコンのフィルター掃除です。フィルターが詰まっていると冷房効率が落ち、余計な電気を消費してしまいます。定期的な掃除は基本ですが、意外と見落としがちなので注意しましょう。

次に遮光カーテンやすだれを使い、直射日光を室内に入れない工夫をしましょう。日差しが強いと室温が上がりやすく、エアコンの負担が大きくなります。さらに、扇風機などで風の循環を促すと、体感温度が下がり『設定温度』を高めにできるため節約につながります。

このほか、最新の省エネ性能が高いエアコンに買い替えることで、年間の電気代をダウンできるケースもあります。特に10年以上使っている機種をお持ちの方は、買い替えも検討してみましょう。

夏のエアコン代節約は、『設定温度』と賢い使い方が鍵!

エアコンの『設定温度』を見直すだけで、夏の電気代はグッと抑えられます。ポイントは、推奨されている室温28度前後を目安に、体感温度を工夫して快適さを保つことです。

フィルター掃除や窓の遮光対策、扇風機の併用で電力消費を抑えると、より効果的に電気代を節約できます。

また、無理に低い『温度設定』を続けると電気代だけでなく体調にも影響が出るため、「快適+省エネ」のバランスを意識することが大切です。この夏はエアコンの使い方を少し工夫して、快適で賢い節電生活をはじめてみてはいかがでしょうか?


出典:環境省(https://www.env.go.jp/earth/ondanka/kateico2tokei/energy/detail/06/)

監修者:菊地 寛子(ファイナンシャルプランナー)
証券会社で約8年間、営業職として資産運用・保険・ライフプラン相談などに従事。現在はWebライターとしても活動し、専門的な内容を誰にでもわかりやすく伝える記事制作に取り組んでいます。