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『キャッシュレス貧乏な人』には“ある共通点”があった…カード依存から脱却する“たった1つの習慣”とは?【プロが監修】

  • 2025.7.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

現金を持ち歩かず、スマホやカード一枚で支払いが完結する便利なキャッシュレス決済。しかし便利さの反面、「いつのまにかお金が足りなくなっている…」と悩む人も多いのではないでしょうか?実は“キャッシュレス貧乏”と呼ばれる状況には、ある共通点が潜んでいます。この記事では、カード依存に陥りがちな人々に共通する心理や行動パターンを掘り下げつつ、そこから脱却するための具体的な習慣を紹介します。賢くキャッシュレスを使いこなすヒントを提案することで、衝動買いや計画性のなさを改善し、健全な家計管理へと導きましょう。

キャッシュレス貧乏に共通する「つい使いすぎる」心理とは?

キャッシュレス決済の美点は、支払いのスムーズさとポイント還元のメリットにあります。カードやスマホでサッと決済できるので、現金の出し入れの手間が省け、買い物が格段に簡単になります。しかしこの利便性ゆえに、お金を使っている感覚が希薄になり、「いくら使ったか把握しにくい」「支出が見えづらい」というトラップに陥りがちです。

現金では財布から紙幣や小銭が減るのをリアルに感じられるのに対し、キャッシュレスは数字上の増減がすぐには実感できません。人間の心理学的には、直接的な「痛み」を感じにくい支出ほど無意識に増えやすい傾向があることが知られています。

支払い方法によって“Payment Pain(支払時の痛み)”が異なり、たとえば現金は支払いの痛みを強くし、クレジットカードやスマホ決済はその痛みを緩和するからです。

さらには、ポイント還元があると「節約できてる」と錯覚し、つい余計なものまで買ってしまうケースも少なくありません。

こうした状況に共通するのが、“カード依存”と呼ばれる習慣です。カード使いすぎて後で請求を見ると驚く、使った分を細かく管理せず衝動買いが多い、気づけば利用限度額ギリギリ…などが典型例。その背景には、支払いの「視覚的な実感の欠如」と「感情的なコントロール不足」が深く絡んでいます。

たった1つの習慣がカード依存からの脱却を助ける

こうしたキャッシュレス貧乏を防ぐための対策は色々ありますが、最も効果的とされるのは「支出の見える化」です。具体的には、毎日の支出を記録し、支払った金額を意識的に確認する習慣を持つことが強く推奨されています。アプリや家計簿を使ってもいいですし、手書きのメモでもOKです。ポイントはリアルタイムで支出を把握することにあります。

たとえば、会計の後すぐにアプリで支出分類を入力したり、紙に金額を書き出すだけで、「自分は今、何にどれだけ使ったか」を感覚的に追いかけられます。これにより心理的な“支払いの痛み”が少しずつ戻ってくるため、不要な購入を抑える効果が期待できます。

また、月の初めに予算を明確に設定し、その範囲内で支出を管理するのもポイント。予算を超えそうな時はカード利用を控えるなど、意思決定をサポートする仕組みを作ることも有効です。実例として、キャッシュレス決済をよく利用する若者の中には、あえて1枚だけの「予算用カード」を持ち、それ以外は使用停止にすることで使いすぎ防止を実現しているケースも報告されています。

このように、「支出の即時記録」と「予算管理」をセットにした習慣が、カード依存からの脱却には欠かせません。つまり、キャッシュレスの“便利さ”と“コントロール”を両立させるための最もシンプルかつ確かな習慣と言えるでしょう。

キャッシュレス貧乏から抜け出し、賢いお金の使い方を手に入れよう

便利なキャッシュレス決済は、上手に使えば家計管理を楽にし、ポイントなどの得も活かせる素晴らしいツールです。ただし、何の工夫もなく使い続けると、支出感覚が鈍り、気づかぬうちに「キャッシュレス貧乏」に陥る危険もあります。

そこで紹介した「支出の見える化」というたった1つの習慣は、カード依存を防ぎ、お金の使い方を自分でコントロールするための強力な武器になります。毎日の支出を意識的に記録し、予算内で計画的に使うこと。これを継続すれば、嫌な驚きの請求書や心配ごとから解放され、スマートで安心なキャッシュレス生活が手に入るでしょう。

便利なツールを使いこなし、支出を見える化するたった1つの習慣が、あなたの家計を健やかに守る鍵となるでしょう。


監修者:山下 耕太郎
一橋大学経済学部卒業後、証券会社で営業、マーケットアナリスト、先物ディーラーを経て個人投資家/金融ライターに転身。ライター歴6年、投資歴20年以上。保有資格は証券外務員一種。マーケットアナリスト時代は、日経CNBCに出演。そして、ディーラー時代は主に日経225先物・オプションを取引。現在は個人投資家として株式、先物、FX、CFDなどを取引しています。また、金融ライターとして、上場企業、金融機関などで年間300本以上の記事を書いています。