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『老後にお金に困らない人』は40代から始めてた…今すぐ始めるべき“3つの習慣”とは?【プロが監修】

  • 2025.7.21
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「老後のお金、大丈夫かな…」そんな不安を感じる人は多いはず。40代に差し掛かってから「貯金がない」「投資したことがない」と焦る声もよく聞きます。

でも安心してください。実は、老後にお金に困らない人の多くは40代から準備を始めているのが事実なんです。

この記事では、今すぐやるべき“3つの習慣”をわかりやすく紹介します。これを読めば、老後の生活をグッとラクにするための第一歩を踏み出せますよ。

老後のお金の不安、実は40代からの行動が大切な理由

人生100年時代と言われ、老後の期間も長くなっている今、資金計画の必要性はかつてないほど重要です。

しかし、20代や30代で準備を始められなかった人でも決して手遅れではありません。むしろ40代は収入も安定しやすく、家計の見直しや貯蓄、投資に十分に取り組めるタイミングだからです。

一般的に、老後資金の準備が遅れると、資産運用における「複利効果」を十分に活用できなくなります。例えば、早期に資産運用を始めることで、少額の積立でも長期間で大きな資産を形成できますが、準備が遅れるとその効果が減少し、結果的に必要な貯蓄額が増加します。

これが40代からのスタートが鍵となる背景です。

今すぐやるべき“3つの習慣”で未来を変える!

それでは具体的に、老後のお金に困らないために40代からやるべき“3つの習慣”を見ていきましょう。どれもシンプルですが、継続することで確かな効果が期待できます。

1. 無駄を見直す「家計のリセット」

まずは家計の見直しを行いましょう。保険の見直し、通信費や光熱費の節約、使っていないサブスクリプションサービスの解約など、小さな「無駄」をなくしていきましょう。特に40代は子どもの教育費や住宅ローンなどの大きな支出もありますが、支出全体を把握し、すぐにでもできる節約を行っていくことが重要です。

2. 着実に増やす「積立投資」

現在は、普通に貯金するだけでは将来の資産を増やすのは難しい時代です。そこで注目されているのが、「積立投資」です。一般的に、10年程度運用を行うことができればリスクを抑えて運用することができると言われています。40代であれば、老後までまだ十分な期間があるため、運用には適していると考えられます。また、早く始めることで毎月の積立金額を少額にすることができることもメリットです。

3. 健康管理で医療費を抑える「セルフケア習慣」

節約や運用だけでなく健康管理も重要なポイントです。中高年になると医療費がかさみやすく、これが家計を圧迫するケースも多いからです。適度な運動やバランスのいい食事、定期的な健康診断を習慣化することで未然に病気を防ぐことができるため、長い目で見れば医療費抑制につながります。健康が資産の一部だと考えましょう。

こうした3つの習慣は、日々の生活の中で少しずつ取り組めば続けやすいものです。40代からでも十分老後資金の基盤を準備できるため積極的に行動していきましょう。

未来を見据えた安心のために、今日からできることをコツコツ積み重ねよう

老後の資金作りは早ければ早いほど有利ですが、40代で始めることにも大きな価値があります。大切なのは、現状を確認し、計画を立て、無理なく続けられる習慣を身につけていくことです。今回紹介した「家計のリセット」「積立投資」「健康管理」の3つを取り入れて、将来に備えましょう。

まずは小さなアクションからでOKです。早速口座残高を確認したり、家計簿をつけることから始めてみませんか?老後にお金で困らない安心した暮らしは、日々の積み重ねから作られていきます。老後までは十分な時間があるため、じっくりと準備をしていきましょう。


監修者:KYお金と仕事の相談所 所長 山田圭佑(やまだ けいすけ)

沖縄県庁職員として18年間奉職後、コロナ禍を機に人生を見つめ直し、キャリアチェンジ。
「『お金と仕事』に関する支援を通して、社会の『適材適所』を達成する」ことを理念とし、2022年7月に「KYお金と仕事の相談所」を立ち上げ、所長に就任。
子ども~子育て世代の支援を中心に幅広く活動を行っている。各種のセミナー・個別指導の受講者は、のべ2800名を超えた。