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世帯年収800万円で『お金が貯まる夫婦』はやってる…貯金に成功する人の“たった3つの習慣”とは?【FPが解説】

  • 2025.7.29
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

世帯年収800万円は決して低くはありません。しかし、「なかなかお金が貯まらない」と感じる夫婦が多いのも現状です。

実は、収入のみに注目しても、貯金という観点では不十分になります。

「お金が貯まる夫婦」は共通して、日々の生活に「ある習慣」を取り入れているのです。今回は、収入が多くてもお金が貯まらない背景や、800万円の世帯年収でも実践できる「貯金を増やすための3つの習慣」を紹介します。

収入に左右されない!貯金に成功する夫婦の考え方と実践ポイント

世帯年収800万円は、国の統計でも平均以上の水準です。しかし、地域や家族構成、生活環境によって支出の差が大きくなります。

「収入が多い=お金が貯まる」わけではありません。多くの夫婦が抱く疑問は、「なぜ十分な収入があるのに、貯金ができないのか?」です。

このような問題は、漠然とした家計管理や使い方にあります。たとえば、給料日にまとまった金額を使ったり、買い物で無駄遣いが積み上がったりするケースです。これでは、収入が高くても貯金は増えないでしょう。

一方で、貯金に成功している夫婦は「使うお金」と「貯めるお金」をはっきり分けます。計画的に管理するのです。お互いがお金の話をオープンにして、協力体制を作ることも重要です。

今日からできる!貯金を増やすための3つの習慣

ここからは、年収に関わらず「お金が貯まる夫婦」が実践する具体的な3つの習慣を紹介します。3つの習慣を把握することで、「収入800万円でも貯まらない」という悩みは大幅に減るでしょう。

1. 先取り貯金を自動化する

貯金の基本は「先に貯めてから使う」です。収入が入ったら、貯金用口座に一定額を自動で振り分ける設定をしましょう。強制的に貯めることで、無意識にお金が消えるのを防げます。貯金の自動化は、多くの節約アプリや銀行で手軽にできるので、手間なく続けられます。

2. 家計の見える化を習慣に

毎月の収支を把握せずに、貯金するのは難しいかもしれません。支出を「見える化」するために、家計簿アプリの活用がおすすめです。もしくは、紙のノートにまとめて、何にどのくらい使ったのか、定期的にチェックするのも有効です。無駄遣いのポイントが見えて、浪費の改善がしやすくなります。

3. お金の話を日常に取り入れる

「夫婦でお金の話をするのは気まずい」と感じる方もいるかもしれません。しかし、このようなコミュニケーションが成功のカギです。定期的に、家計の目標や使い方について話し合いましょう。お互いの意見を尊重することで、無理なく節約や貯蓄計画を共有できます。家計管理のストレスも減り、長続きしやすくなります。

上手に貯める習慣で安心の未来を手に入れよう

先述の通り、世帯年収800万円は低くありません。

貯金は「どのように賢く管理するのか」が重要です。収入に頼るだけではなく、先取り貯金の自動化、家計の見える化、夫婦での話し合いの3つの習慣を取り入れましょう。これによって、夫婦の貯金が増える可能性が高まります。

生活スタイルや価値観は夫婦ごとに異なります。まずは、今回の記事で紹介した習慣の中で、実践できそうなものから始めましょう。小さな継続が大きな貯蓄につながります。将来の安心や夢を実現するために、貯金の習慣を少しずつ変えてみてください。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表。1,000件以上の記事執筆や校正、監修歴。為替・株式相場の分析、ライフプランニング相談業務のご依頼を承っています。ポートフォリオ理論、行動経済学に基づいた資産形成相談に対応しています。