1. トップ
  2. 『副業しなくてもお金が貯まる人』は自然にやっている…毎月見直すべき“3つのポイント”とは?【元銀行員が解説】

『副業しなくてもお金が貯まる人』は自然にやっている…毎月見直すべき“3つのポイント”とは?【元銀行員が解説】

  • 2025.7.27
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

「収入を増やさないと、お金は貯まらない」「副業する時間がなくて、お金が貯まらない」と、このように収入が増えないと貯蓄できないと思っている人は少なくありません。

しかし、副業していなくても自然に貯蓄できている人たちがいます。お金が貯まる人の特徴は、特別な投資知識や高収入があるわけではなく、毎月決まったタイミングで3つの見直しを確認する習慣です。

この記事では元銀行員の視点から、副業していない人が実践する「毎月の3つの見直し」を具体的に解説します。記事を読み終えると、着実に貯める一歩を踏み出せるでしょう。

見直し①:毎月の固定費チェックで無駄を発見して削減

貯蓄上手な人が最も重視するポイントが、毎月の固定費チェックです。一度見直すだけで継続的に効果が得られるため、最も効率的な節約方法といえます。

なぜ毎月の固定費チェックが重要なのか

固定費は毎月自動的に引き落とされる支出のため、一度契約すると支払いに慣れてしまい、知らないうちに支出が増えるケースが多くあります。

毎月チェックすれば、使わなくなったサービスの早期発見や、より安いプランへの変更タイミングを逃しません。

毎月見直しすべき3つの固定費

毎月のチェックで削減効果が高い3つの固定費をまとめました。

固定費の内容 チェック内容
通信費 使用データ量の実績から契約プランを見直し
保険料 ライフステージの変化や商品比較による必要保障額の見直し
サブスクリプション 利用状況の確認による加入するかどうかの見直し

契約したまま忘れがちなサービスの代表格であり、現状や利用実績を確認するだけで無駄な支出を削減できるでしょう。

見直し②:毎月の貯蓄実績と方法を見直し

固定費の見直しと並んで重要なのが、貯蓄実績と支出パターンの月次確認です。家計の健全性を保ちながら確実な資産形成が可能になります。

お金が貯まる人は、月末に予定通り貯蓄できたかどうかを確認します。最も効果的な貯蓄方法は先取り貯蓄(給与受取と同時に貯蓄分を別口座に移す仕組み)です。予想外の出費で貯蓄額が不足した場合は、翌月以降の補完方法を検討します。

また、貯蓄商品の内容をチェックし、より有利な商品の乗り換えを検討します。銀行員時代にも、キャンペーン金利を定期的に問い合わせいただくお客さまがいらっしゃいました。

見直し③:毎月の支出パターンと家計バランスを見直し

家計簿を毎月振り返って支出の傾向を把握します。家計簿アプリを活用すれば、カテゴリ別の支出が自動集計され、見える化で予算オーバーした項目が一目でわかります。

覚えのない何となく使っているお金が把握でき、翌月は意識的にその項目を抑えるなど、具体的な改善策を立てることが重要です。無駄な出費を削減するだけで、お金を貯めやすくなるでしょう。

まとめ

副業をしなくても着実にお金を貯めている人は、決して特別なことをしているわけではありません。この記事で紹介した毎月の3つの見直し習慣により家計改善が期待できます。仮に月額1万円改善できれば、副業なしで年間12万円の貯蓄が可能です。

まずは3つの見直しのうち、1つから実践してみてください。毎月の3つの見直しが習慣化できるようになると、あなたも「お金の貯まる人」になっているでしょう


執筆:河野 義広
政府系金融機関で17年半勤務した経験を持つWebライター。現在は独立し、金融やお金に関する幅広いテーマを執筆している。
法人営業・融資事務・預金業務・インターネットバンキングコールセンターの統括などの業務を経験してきた。証券外務員一種・FP2級・簿記2級などの資格も保有。
現場経験と専門知識を活かし、日々の暮らしや事業運営に役立つマネー情報をわかりやすく発信。事業の融資相談や家計相談も承っている。