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「AirDropがなぜかできない!」→“この設定”を見直しましょう!原因と解決策を解説します【iPhone】

  • 2025.8.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

iPhoneやiPad、Macユーザーの間で簡単にファイルをやり取りできる「AirDrop」。しかし、いざ使おうとしたときに送信できなかったり、相手のデバイスが表示されなかったりすることがあります。

そこで今回は、AirDropの基本的な仕組みと、使えないときの原因と解決策を詳しく解説いたします。

AirDropとは?

AirDropとは、Appleデバイス間で写真、動画、書類などをワイヤレスで共有する機能です。BluetoothとWi-Fiを活用し、近くにいるデバイスとデータを転送します。

対応しているのはiOS 7以降のiPhoneやiPad、OS X Yosemite以降のMacなどです。さらに、iOS 17以降を搭載したiPhone同士であれば、連絡先に登録されている人が近くにいる場合、コンテンツを開いてデバイスを近づけるだけで共有できる機能も搭載されています。

加えて、近くにある端末同士で利用できるため、オフライン環境でも使える点が大きな特徴です。

[AirDropをする方法(写真)]
1.[写真]を開き、転送したい画像をタップ

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画像:筆者撮影

2.左下の共有アイコンをタップ

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画像:筆者撮影

3.「AirDrop」をタップ

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画像:筆者撮影

4.転送するデバイスを選択

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画像:筆者撮影

AirDropができない主な原因

AirDropが正常に機能しない場合、いくつかの原因が考えられます。

・BluetoothまたはWi-Fiがオフになっている
AirDropはBluetoothでデバイスを検出し、Wi-Fiでデータを送受信するため、どちらか一方のデバイスがオフになっていると、AirDropは動作しません。

・受信設定が「受信しない」になっている
AirDropには「受信しない」「連絡先のみ」「すべての人(またはすべての人(10分間))」の3つの受信設定があります。受信側が「受信しない」に設定されていると、相手のデバイスが表示されない場合があります。

・両デバイスの距離が遠すぎる
AirDropは近距離通信技術を使用しているため、障害物が多かったり距離が離れていたりすると、相手のデバイスが表示されないことがあります。

・機内モードになっている
機内モード中はBluetoothとWi-Fiが無効になるため、AirDropも使用できません。

・テザリングがオンになっている
インターネット共有(テザリング)がオンになっていると、AirDropが正しく機能しないことがあります。

・iOSのバグや古いバージョン
OSの不具合によりAirDropが一時的に機能しないケースも報告されています。

・ストレージ容量不足
受信側デバイスのストレージ容量が不足していると、大容量のファイルを受け取れないことがあります。

AirDropができないときの解決方法

AirDropで問題があった場合、以下の方法を試してください。

1|Wi-FiとBluetoothの状況を確認する

双方のデバイスでWi-FiとBluetoothがオンになっていることを確認してください。

[Wi-FiとBluetoothの確認する方法]
1.コントロールセンターを開く

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画像:筆者撮影

2.BluetoothとWi-Fiの両方がオンになっているか確認

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画像:筆者撮影

2|受信設定を確認する

受信側デバイスのAirDrop設定を「すべての人」に設定してください。iOS/iPadOS 16.2以降では10分後に自動で「連絡先のみ」に戻るため、必要に応じて再設定が必要です。

[AirDropの受信設定を確認する方法]
1.[設定]から「一般」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「AirDrop」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「すべての人(10分間のみ)」を選択

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画像:筆者撮影

なお、この画面で「連絡先のみ」を選択すると、相手のApple IDが連絡先に登録されている必要があります。

3|デバイスを近づける

AirDropは近距離通信を利用するため、お互いのデバイスをできるだけ近づけてください。

4|機内モードを無効化する

コントロールセンターで機内モードがオフになっていることを確認します。オンになっている場合は無効にしてください。

[機内モードを無効化する方法]
1.コントロールセンターを開く

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画像:筆者撮影

2.「機内モード」を解除する

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画像:筆者撮影

5|インターネット共有をオフにする

インターネット共有がオフになっていることを確認してください。オンの場合はオフに切り替えます。

[インターネット共有をオフにする方法]
1.[設定]から「インターネット共有」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「ほかの人の接続を許可」をオフにする

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画像:筆者撮影

6|iOSやiPadOSを最新バージョンに更新する

iOS/iPadOSが最新バージョンに更新されているか確認し、必要であればアップデートを実行します。

[iOSのバージョンを確認する方法]
1.[設定]から「一般」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「ソフトウェアアップデート」をタップ

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画像:筆者撮影

3.デバイスのOSを確認する

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画像:筆者撮影

7|ストレージ容量を確認する

受信側デバイスのストレージ容量が不足している場合エラーになることがあるので、大容量のデータを受信する際はiPhoneの空き容量を確認してください。

[iPhoneのストレージ容量を確認する方法]
1.[設定]から「一般」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「iPhoneストレージ」をタップ

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画像:筆者撮影

3.空き容量を確認する

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画像:筆者撮影

AirDropの不具合は設定ミスがほとんどです

AirDropは、Appleデバイス間で手軽にファイルを共有できる便利な機能です。トラブルが発生した際は、AirDropやBluetooth、Wi-Fiの設定を見直すことで大抵解決できます。焦らずに適切な対応をしてください。


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース