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「実は、米に埋めて乾燥させるのはNG!」→iPhoneを誤って『水没』させてしまった時の【NG行動5選と応急処置】とは?

  • 2025.7.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

iPhoneが水に濡れたとき、慌てがちですが、間違った対処をすると状態が悪化する可能性があります。

特に、今の時期は海や川、プールなどに行く方も多く、水没のリスクがグッと高まる時期ですよね。

そこで今回は、水没時にやってはいけない行為と正しい応急処置について詳しく解説したいと思います。

iPhoneが濡れたときにやってはいけない行為

水没時や液体がかかってしまったときに誤った行動を取ると、内部の腐食やショートが進むリスクがあります。何気なくやっていないかチェックしてみてください。

NG行為1|電源を入れる、または充電する

濡れた状態でiPhoneに電源を入れると、内部の回路がショートする恐れがあります。同様に、充電ケーブルやアクセサリーを接続するのも危険です。水分が残ったまま通電すると、損傷が拡大する可能性が高まります。

NG行為2|ドライヤー、電子レンジやオーブンで加熱または乾燥する

乾燥させようとして、ドライヤーや電子レンジに入れてしまうのはNGです。極端な加熱はiPhoneの部品を破壊します。プラスチック部品の変形やバッテリーの損傷を引き起こす危険性があるため、絶対に避けてください。

NG行為3|強く振って水を抜く

iPhoneを振ると、水分が内部に広がり、基板やコネクタにダメージを与える可能性があります。慎重に扱ってください。

NG行為4|米に埋めて乾燥させる

ネット上で「お米で乾燥できる」などといった都市伝説めいた噂がありますが、その効果は不明です。むしろ、米粒や粉が端子部分に入り込むと、修理が困難になる原因にもなります。

NG行為5|外部ポートに異物を挿入する

LightningポートやUSB-Cポートに綿棒やティッシュなどを挿し込んで水分を拭き取ろうとするのは危険です。かえってポート内部の端子を傷つけたり、異物が詰まったりする可能性があります。

iPhoneが水没した際の応急処置

iPhoneが水に濡れてしまった場合は、以下の手順で応急処置を行いましょう。

応急処置1|すぐに電源を切る

デバイスがまだ動作している場合、すぐに電源をオフにしてください。濡れた状態での通電は故障の原因となるため、迅速に行なってください。

応急処置2|アクセサリやケースを外す

ケーブル、イヤホン、ケースなど、iPhoneに接続されているものをすべて取り外します。これにより、水分が内部に留まるのを防ぎます。

応急処置3|水分を拭き取る

やわらかい布やペーパータオルで、iPhoneの表面の水分を丁寧に拭き取ります。とくにポートやスピーカー部分に注意を払い、可能な限り水分を除去してください。

応急処置4|内部の水分を排出する

SIMトレイ内部にも水が入り込んでいる可能性があります。ポートを下向きにして、軽くやさしく叩いて水分を排出してください。

応急処置5|乾燥させる

直射日光や熱源の近くは避け、風通しのよい涼しい場所でiPhoneを自然乾燥させます。Apple公式では、少なくとも24時間、理想的には数日間乾燥させることを推奨しています。

正常に動作しない場合はApple公式サポートに相談

応急処置を行った後にも、「音が出ない」「画面に水滴のような模様が残る」「タッチ操作が反応しない」「充電できない」といった異常が見られたり、正常に動作しなかったりする場合があります。

その際は、自己判断せずApple公式サポートに連絡することが最も安全です。自己判断での修理は避けてください。

慌てず冷静に対処を

iPhoneが水没したときは、電源操作や加熱といった誤った対応を避け、適切な応急処置を迅速に行ってください。

誤った対処を避けることで、故障のリスクを大幅に下げることもできるので、万が一水に濡れてしまった場合は試してみてください!


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース