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タワマンの"エレベーター渋滞"は都市伝説?年収1,000万男性が暴露「通過するんですよ、ただ週1回は…」

  • 2025.7.17
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

「タワーマンションはエレベーター渋滞がひどい」

そんな定説を完全に覆す証言が飛び出した。関東のタワーマンション20階に住む年収1,000万円超、お酒の買取会社を経営するAさん(28)によると、実際には渋滞に遭遇することはほとんどないという。その秘密は7機のエレベーターが階層別に巧妙に分けられているシステムにあった。一般的なイメージとは正反対の快適なエレベーター環境の実態とは。

「渋滞なんてない」階層別7機システムの快適さ

「渋滞なんてほぼないですね」

エレベーター渋滞について問われたAさんの答えは意外なものだった。

その理由は、マンションに設置された7機のエレベーターが階層別に完全分離されているからだ。「低階層、中階層、高階層で2機、3機、2機で分かれてます」とAさんは説明する。

「ここの2台は1階から10階までしか止まりませんよ、みたいな。で、ここの2機は1階から10階は飛ばして、もう11階から20何階までは中層階用の3機しか止まりませんよ、みたいな感じです」

20階に住むAさんが使用するのは中階層用の3機のみ。同じ階層の住民のみが利用するため、異なる階層への停車による待機時間はほぼ発生しない。「通過するんですよ」と語るように、担当外の階層は素通りする仕組みが渋滞を根本的に解決している。

唯一の不便は「週1回の引越し占有」

階層別システムで渋滞が解消されても、Aさんが唯一不便に感じるのは引越し時の占有問題だ。

「うちのマンションは、週に1回ぐらいは誰かが引っ越して来られるんですよ、そうするとエレベーターが止まるんですね」

引越し作業時には該当階層のエレベーターが完全に占有され、他の住民は一時的に使用できなくなる。例えば、高階層用は2機しかないため、1機が占有されると実質的に利用可能なエレベーターは半減し1機のみとなる。

「自分の引っ越しよりかは他人の引っ越しのせいで使えないんかい、みたいなのはやっぱあります」

ただし、これは通常の「渋滞」とは性質が異なる一時的な問題。日常的な上下移動での待機時間とは別次元の話だ。

「会社とかでもあるじゃないですか」

このような階層別システムについて、Aさんは意外にも肯定的だ。

「会社とかでもあるじゃないですか。タワーオフィスで」

都内の高層オフィスビルと同様のシステムが住環境に持ち込まれている現状を、Aさんは自然に受け入れている。「もう当たり前になっちゃったけど」と語るように、タワーマンション住民にとってはもはや日常の一部となっているのだ。

住宅でありながらオフィスビルのような機能性を持つタワーマンション。そこには従来の「住まい」の概念を超えた、新しい住環境の在り方が垣間見える。

「渋滞神話」はもはや過去の話

年収1,000万円超の男性が明かすタワーマンションの実態は、「エレベーター渋滞」という都市伝説からは程遠いものだった。7機のエレベーターを階層別に分ける精巧なシステムによって、Aさんが住むマンション住民は日常的な渋滞とはほぼ無縁の生活を送っている。

週1回の引越し占有という例外的な不便はあるものの、それ以外では快適そのもの。タワーマンションの「渋滞神話」は、もはや過去の話なのかもしれない。