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『なぜか年上に可愛がられる人』は自然に言ってる…「勉強になります」でも「さすがです」でもない、“好かれる敬語”とは?【プロが監修】

  • 2025.7.26
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

年上の人から自然と好かれる人っていますよね。褒め言葉や感謝の気持ちを伝えるとき、つい「勉強になります」「さすがです」といった定番の敬語を使っていませんか?実は、これらのフレーズは使い古されていて、時として堅苦しく感じられることも。
では、なぜ「なぜか年上に可愛がられる人」は、自然体で好かれるのでしょう?その秘訣は、“ちょっとした敬語の使い方”にあります。
今回は、好かれる敬語のポイントと実践例をご紹介します。ちょっとした言葉選びがあなたの印象をグッと良くするヒントになるはずです。

敬語の基本だけじゃ足りない!好かれる理由を多角的に考える

敬語には、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」といった種類があり、正しく使うことは社会人の基本ですよね。

しかし、年上の人に好かれる敬語は、単に正確であるだけではありません。大事なのは、相手に安心感や親しみやすさを感じさせることです。実際、硬すぎる表現や型通りの褒め言葉は距離を感じさせてしまうこともあります。

たとえば、「勉強になります」や「さすがです」は確かに敬意を示しますが、何度も聞くと決まり文句のように受け取られ、心が伝わりにくくなることも。

そこで注目されているのは、“自分の感情”や“具体的な状況”を織り交ぜた敬語です。たとえば「いつも気づかされます」や「そのお話、参考にさせてください」など、敬意とともに自分のリアクションが感じられる言葉を使うと、話し手に響きやすくなるのです。

具体例で見る!”好かれる敬語”の使い方と背景

好かれる敬語がなぜ効果的なのか、具体例を交えながら深掘りしましょう。

たとえば、「さすがですね」という言葉はよく使われますが、相手を一面的に評価してしまうこともあります。一方で、「その考え方、勉強になりました」と少し自分の言葉を入れると、相手は自分の発言が価値を持ったと感じ、好意的に受け取る傾向があります。

また、敬語を使うときは「ですます調」だけでなく、「~と思います」「~と感じました」と、自分の意見や感想を添えることでより自然なコミュニケーションが生まれます。これは心理学的にも、相手に共感や関心を示す表現が人間関係を良好にすることがわかっているためです。

さらに、相手の話に具体的に言及するフレーズも効果的です。

例えば「そのアイデアのここが特に参考になりました」「○○の視点が新鮮で驚きました」と具体的に伝えることで、ただの敬語を超えた誠実なコミュニケーションが可能になります。こうした言葉遣いは職場でも家庭でも役立ち、自然と年上の人に可愛がられる印象を与えます。

好かれる敬語のポイントは「誠実さ」と「具体性」!あなたも今日から試せるフレーズ集

まとめると、好かれる敬語は単に「勉強になります」「さすがです」などの定番フレーズを繰り返すのではなく、自分の感想や具体的なリアクションを添えたものです。これにより、相手は自分の話がしっかり届いていることを実感し、好意を抱きやすくなります。

例えば、次のようなフレーズを参考にしてみてください。
・「お話を聞いて、とても刺激を受けました」
・「なるほど、そういう視点があったのですね」
・「その説明のおかげで理解が深まりました」
・「いつもご教示いただき感謝しています」
・「○○さんの経験談は、本当に参考になりました」

これらは敬語を守りつつも、自分の感情や具体的な印象を伝える言葉です。みなさんもぜひ日常の会話で意識してみてください。年上の方だけでなく、どんな相手にも好かれるコミュニケーションが自然と身につくはずです。


監修者:川谷潤太(かわたに じゅんた)(株式会社脳レボ 代表)

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校長に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設1年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社 脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども・保護者・教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。