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『なぜか部下がついてくる上司』は言ってる…「頑張れ」でも「任せた」でもない、“優秀な上司の一言”とは?【プロが監修】

  • 2025.7.31
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

仕事の現場で、「どうしてあの上司にはみんながついていくんだろう?」と思ったことはありませんか?

ただ「頑張れ」と励ますだけでもなく、「任せた」と責任を丸投げするわけでもない、そんな上司たちは共通して“信頼される言葉”を使って部下を動かしていると言われています。

では一体、その言葉とはどんなものなのか?実は言葉選びひとつで、部下のモチベーションや関係性に大きな違いが生まれるのです。

この記事では、一歩踏み込んだ言葉の秘密や、それがなぜ信頼に繋がるのかを探っていきます。

言葉がつくる信頼関係―「頑張れ」「任せた」だけでは足りない理由

職場で見られる典型的な励ましの言葉として、「頑張れ!」や「任せたよ!」があります。確かにどちらもポジティブな意図を持っていますが、これらの言葉には落とし穴が潜んでいます。

まず「頑張れ」は、一見応援の言葉に聞こえますが、具体的なサポートや方向性が示されていないため、部下によってはプレッシャーや重圧と感じることもあります。また「任せたよ!」は責任を委ねているように見えますが、逆に「自分でなんとかしなさい」という突き放した印象を与えてしまい、孤独感を感じる場合もあります。

信頼される上司と言われる人たちは、こうした言葉の曖昧さや一方通行的な響きに気づき、言葉の内容とタイミングを工夫しています。単に「頑張れ」「任せた」だけではなく、部下の状況や感情に寄り添いながら、具体的かつ共感的な言葉で働きかけるのです。

心理学の研究でも、上司の言葉が部下のやる気や信頼感に大きく影響することがわかっています。特に「承認」や「共感」の要素が含まれる言葉は、部下の自己肯定感を高め、仕事へのコミットメントに直結します。つまり言葉は単なるコミュニケーションの手段ではなく、信頼関係を築くための重要なツールです。

具体的な信頼される言葉とは?上司がすぐに取り入れられるフレーズ例

では、実際にどんな言葉が部下の信頼を勝ち取っているのでしょうか?いくつかのポイントと具体例を見てみましょう。

まず重要なのは、「相手の努力や成果を認める」ことです。例えば「ここまで取り組んだ努力がよく見えているよ」「この部分、とても丁寧にできているね」といった具体的なフィードバックは、単なる「頑張れ」よりも心に響きます。

次に大切なのは、「共に考える姿勢を示す」こと。たとえば「この課題について、一緒にどう進めるか考えよう」「どんな支援があればもっと力を発揮できそうかな?」といった言葉は、部下にとって孤立感を減らし、安心して相談できる信頼感につながります。

また、「期待と応援を込めて個別に声をかける」のも効果的です。画一的な指示や声かけは「こなすべき仕事」として捉えられがちですが、「あなたのセンスや取り組み方に期待しているよ」と具体的な個人への期待を伝えることで、部下は自分が重要な存在だと実感できます。

最後に、「失敗を恐れずに挑戦を促す言葉」も信頼の証です。たとえば「失敗は成功の一部だ。君なら乗り越えられる」とか「困った時は遠慮なく助けを求めてほしい」と伝えることは、失敗してもサポートされる安心感を与え、挑戦意欲を高めます。

部下の心に響く言葉で築く、強いチームと信頼関係の力

言葉選びが信頼のカギだということが理解できたところで、それを実際の職場で活かすことが大切です。信頼される上司の言葉は、部下に安心感を与えるだけでなく、コミュニケーションの活性化やチームの団結力向上にも寄与します。

例えば、具体的なフィードバックと共感に基づく声かけは、部下一人ひとりのモチベーション維持に効果的です。

監修者コメント:
信頼されるフィードバックには以下の3つが入っています
①【事実】「〇〇の対応が丁寧だった」
②【影響】「そのおかげでチームも助かった」
③【期待】「次もあなたに任せたいと思えた」
このように、行動+影響+期待をセットで伝えることで、部下は自分の役割と価値を具体的に実感できます。

信頼関係は一朝一夕に築けるものではなく、日々のコミュニケーションの積み重ねで形成されます。上司の言葉が部下にどのように響いているかを意識しながら、より具体的で温かみのある言葉を選ぶ習慣を持つことが重要です。

そして何より大切なのは、言葉が形だけでなく行動や態度と一貫していること。言葉に裏切られない誠実な姿勢こそが、信頼される上司の最大のポイントとなります。

言葉が変える職場の未来

「頑張れ」や「任せた」という伝統的なフレーズは、シンプルですが、それだけでは部下の心を掴むには不十分なことがあります。部下の気持ちに寄り添い、具体的な承認や共感、そして挑戦を促す言葉こそが、信頼される上司の大切なコミュニケーションです。

監修者コメント:
言葉で信頼や期待の気持ちをキャッチしてもらうには、普段から“話を聴いてもらっている”という実感が部下にあるからです。発する言葉よりも、相手の言葉にどれだけ丁寧に耳を傾けているかという“言葉の背後にある在り方”が、上司としての信頼の土台です。

言葉はただの伝達手段ではなく、信頼を築き、チームを強くする原動力。このことを理解して日々の会話に取り入れていくことで、職場全体の雰囲気や生産性も自然と高まっていくでしょう。

これからの時代は、「なぜか部下がついてくる上司」の言葉の力に注目し、言葉の持つ可能性を最大限活かすことが、より良い職場づくりの第一歩となりそうです。


監修者:株式会社マーケティングフルサポート代表 仙道達也

脳科学、行動経済学や心理学、NLPなどを組み合わせた独自のコーチング技術「アート・シフト・コーチング」を開発。コーチング文化を世界に広めるため、起業家や経営者のほか、セラピストや会社員など様々なキャリアをもつ受講生のキャリア支援やビジネスサポートを行う。