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6月30日「夏越の大祓」は半年に一度リセットの機会。2025年下半期の運気を磨くためにすべきこと4つ

  • 2025.6.20

6月30日、夏越の大祓とは

夏越の大祓(なごしのおおはらえ)は、1年のサイクルのうち、ちょうど折り返し地点にあたるこの時期に、知らず知らずのうちに積み重ねてしまった罪穢れ(つみけがれ)や災いを祓い清め、残りの半年の無病息災と厄除けを願うものです。その起源は古く1000年以上前、奈良時代のころから宮中祭祀として存在しています。以前は旧暦で執り行われていましたが、現在では6月30日に行われるのが一般的です。

私たちの生活は、日々さまざまな情報や感情に触れ、無意識のうちに多くの「穢れ(けがれ)」を溜め込んでいます。この「穢れ」とは、現代で言い換えると、ストレス、ネガティブな感情やエネルギー、不要な思い込み、つまり「気枯れ」を起こしているとも言えます。夏越の大祓はこれらをデトックスし、リセットすることで本来の自分を取り戻し、よりクリアな状態で次のステップへと進むための精神的なクレンズというわけです。

夏越しの大祓を象徴する重要なエレメントは、形代(かたしろ)と茅の輪(ちのわ)の2つ。これらは、浄化の効果を最大限に高めるためのツールと考えてください。

形代(かたしろ)

形代とは、人の形を模した紙や麻で作られたもの。神社によって形や色が異なることもありますが、これに氏名や年齢を書き、息を吹きかけ、身体を撫でることで、溜め込んでしまった穢れや厄災を形代に移します。そして、水に流したり、お焚き上げをしたりすることで、穢れを祓い清めるのです。私たち自身が意識的に不要なものを手放し、新たなスタートを切るためのキッカケと言えます。

茅の輪(ちのわ)

茅の輪は、チガヤという草を編んで作られた大きな輪。神社の境内に設けられ、この輪をくぐることで、心身を清め、厄災を免れるとされています。八の字を描くように「左回り、右回り、左回り」と三度くぐるのが一般的です(足の運び方の順序が決まっている神社もあります)。これまでの穢れを後ろに置いて、フレッシュなエネルギーをチャージし、新たな自分へと生まれ変わるための象徴的な“ゲート”なのです。

なぜ夏越の大祓で運気の力が高まるのか

形代で使われる人の形を模した紙。
形代で使われる人の形を模した紙。

夏越の大祓は、単なる「お祓い」に留まらず、私たちのエネルギー、いわゆる運気の流れに深く影響を与えていると考えます。なぜなら運気とは、私たち自身の内側から放たれるエネルギーと宇宙からのエネルギー、周囲の環境との共鳴によって生まれるものだからです。心身に穢れが溜まっている状態は、例えるなら曇ったレンズ越しに世界を見ているようなもの。薄暗い視界のなかでは、思考もネガティブに傾きがちで、行動も重たくなるばかり。クリアな視界が失われている状態では、どんなに素晴らしいチャンスや出会いが目の前にあっても、それに気づき、掴み取ることが難しくなってしまいます。

夏越の大祓によって穢れが祓われると、私たちの内なる輝きは澄み渡り、エネルギーが最大限に引き出されて波動はクリアになります。そうして運気を好転させる、あるいはよりよい気をキープさせる力が高まるのです。

2025年後半のチャンスを掴むため実践すべきこと4つ

神社に設けられた茅の輪の様子。
神社に設けられた茅の輪の様子。

占星術や干支の観点からも、“変革の年”や“激動の年”と言われる2025年の後半を、あなたにとって実り多き時間にするために、夏越の大祓のエネルギーを最大限に活用しましょう。

1. 神社での儀式に参加する

6月30日には、近くの神社へ足を運んでみましょう。できれば住んでいる土地の氏神様や通勤途中に必ず通るなど、少しでもなじみのある神社がおすすめです。あるいは、茅の輪くぐりの起源となった須佐之男命(スサノオノミコト)が祀られている神社もいいでしょう。形代に自分の穢れを移し、茅の輪をくぐることで、目に見えないエネルギーを視覚的に、そして身体的にデトックスする体験は、何よりもパワフルです。事前に訪れたい神社のウェブサイトなどで大祓の情報などを把握しておきましょう。

2. マインドフルな「内なる浄化」を習慣化する

物理的な祓だけでなく、日々の生活に“内なる浄化”の習慣を取り入れることは、運気好調を継続させるポイントとなります。例えば、デジタルデトックス。週に一度、あるいは就寝前の数時間などソーシャルメディアやデジタルデバイスから離れ、心と頭を休ませる時間を作りましょう。混沌とした思考から解放され、直感力を養いインスピレーションに恵まれるようになります。また、居住空間やワークスペースを整理整頓し、不要なものを手放すことはエネルギーの流れを良くすることに繋がります。定期的な断捨離は、運気アップの基本と心得ましょう。そして、公園を散歩したり、植物に触れたりなど意識的に自然と触れ合う時間を持つと、心身がリフレッシュされ、本来のバランスを取り戻し、エネルギッシュに過ごすことができるでしょう。

3. 「なりたい自分」を明確に描くビジョン・ボードとパワーワード

穢れを祓い、クリアになった心身に、どのようなエネルギーを迎え入れたいのかを具体的にイメージすることはとても重要です。2025年後半に達成したい目標、出会いたい人、手に入れたいライフスタイルなどを、写真や言葉で表現したビジョン・ボードを作成しましょう。また、2025年後半を象徴するあなただけのパワーワードを掲げるのもおすすめ。ことわざや名言などでも構いません。「この一言に尽きる」という言葉をセレクトしてください。どちらも大祓で得た浄化エネルギーを、あなたの望む未来へと向かわせるための心強い指針となるはず。

4. 香りやクリスタルでエネルギーを調整する

自宅や職場、また自身のエネルギーを整えるために、香りやクリスタルを日常に取り入れるのも効果的です。浄化作用のあるペパーミント、ティーツリーなどのエッセンシャルオイルやセージを焚いたり、同じく浄化作用のある水晶やアメジストなどのクリスタルを置いたりすれば、常にクリアな状態を保つことができるでしょう。

夏越の大祓を、単なる伝統行事とスルーしてしまわず、半年に1度の「リセット」の機会として、これまで溜め込んだ不要なエネルギーをデトックスし、心身をフレッシュな状態へと導くアクションとしましょう。2025年の後半に、よりよい素敵な自分と出会えますように。

Text: Otomichisinsin(ageUN)

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