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『辛いもの』にダイエット効果はあるの?→医師が明かす、“まさかの真相”にエッ?

  • 2025.7.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「辛いものにはダイエット効果がある」「辛いものをたくさん食べると胃腸が強くなる」などという話を聞いたことはありませんか?果たしてこれは本当なのでしょうか?今回は、身体に関するさまざまな悩みを医師の目線で解説する、池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニックの動画をご紹介。動画では、院長の柏木先生が教える『辛いものに関する豆知識』を紹介します。

1、辛いものを食べたらダイエット効果はあるの?

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出典:池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック

柏木先生によると、辛いものを食べたらダイエット効果がある点については、部分的には正しいとのこと。辛味成分のカプサイシンは体温を上昇させる『熱産生作用』があり、一時的に代謝を高める効果があります。辛いものを食べて汗をかくのはこのためです。

しかし、ダイエット効果を得るには相当量を摂取する必要があり、現実的ではありません。さらに相当量を摂取する場合、胃腸への負担が増えるリスクもあるため過剰摂取はお勧めできないとのこと。

汗をかくのでターンオーバーの早い肌には効果あるかもしれないですが、こちらも胃腸への負担も加味し、適量にとどめておきましょう。

2、辛いものを食べると胃腸が強くなる?

辛いものを食べることで胃腸が強くなるということはありません。むしろ刺激に耐えられない場合は胃腸を傷つける可能性があります。胃腸の強さは個人差が大きく、辛さの耐性を高めるには胃腸に負担のかからないよう少しずつ調整していくのが大事とのこと。

3、カプサイシンは健康に良い?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

カプサイシンは、適度な摂取であれば健康にも良い効果があると言われています。例えば、カプサイシンには体温を上げて脂肪燃焼を助ける効果ががあります。他にも食欲を増進してくれる効果もあるので、食べることが楽しくなるというのも重要だと考えられます。

ただし食べすぎると前述の通り、胃腸に負担がかかることもありますので、こちらも適量に留めておきましょう。

まとめ

柏木先生によると、辛いものを楽しみたいけど胃腸への負担が気になるという場合、以下の点を気をつけることがポイントだそう。

  • 量を控えめに:最初から大量に辛いものを食べると負担が大きいため、少しずつ慣らしていくのがコツ。
  • 一緒に食べるものを工夫する: 乳製品や油分を含む料理と一緒に取ると刺激が柔らぎます。
  • 胃腸の調子が悪いときは控える:体調が悪い時に辛いものを食べると症状が悪化することがあります。

辛いものを食べるときはこれらのポイントを意識してみてくださいね。

動画:『池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック
協力:『【医師が徹底解説】辛いものを食べたら牛乳を飲むべき?それ本当?


池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院 院長:柏木 宏幸

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埼玉医科大学医学部卒業。東京女子医科大学消化器内科にて助教として勤務。複数の医療機関で臨床経験を重ね、2023年に現クリニックを開院。胃がん・大腸がんの早期発見と内視鏡検査の普及を目指し、企業や地域住民を対象とした健康診断や生活習慣病の治療をはじめ、一般内科および消化器疾患の診療に幅広く取り組んでいる。また、クリニックのYouTube(https://www.youtube.com/@HKa-wb4jw)を通じて医療知識や内視鏡検査の重要性を発信し、医療情報の普及活動にも尽力中。

池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック東京豊島院:https://www.ikebukuro-cl.com

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。