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管理栄養士「不眠の人におすすめ」 眠れないときのお供に→管理栄養士がすすめる『3つの飲み物』とは?

  • 2025.7.18
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

夜ベッドに入ってもなかなか眠れない…。そんな経験は誰にでもありますよね。不眠が続くと翌日のパフォーマンスが落ちるだけでなく、健康にも悪影響が出ることが知られています。そこで今回ご紹介するのは、管理栄養士がおすすめする「眠れないときに飲んでほしい飲み物」。身体と心をゆったりと落ち着かせ、快眠をサポートしてくれるドリンクとは一体どんなものなのでしょうか?

不眠に悩むあなたに、ぐっすり眠るための新しい発見をお届けします。

管理栄養士がすすめる眠れない夜にベストな飲み物

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、具体的にどんな飲み物がよいのでしょうか?管理栄養士の視点から特におすすめの3つをご紹介します。カフェインの含まれていないものを選ぶことは重要です。コーヒーや緑茶など、カフェインが入っている飲み物は覚醒作用があり、寝つきを悪くする可能性が高いからです。

  • ホットミルク:必須アミノ酸の1つであるトリプトファンが豊富で、身体を温めてリラックス効果が高いと言われています。
  • カモミールティー:ハーブティーの一種で、自然な鎮静作用があり、不安や緊張を和らげる効果があります。
  • バナナスムージー:バナナに含まれるトリプトファンとマグネシウムの組み合わせは、睡眠ホルモンの生成を助けると言われています。ただし、糖質も多いので寝る直前は避けましょう。

さらに寝る1時間前には、これらの快眠サポート飲料を飲んで身体と脳をゆっくり休める準備を整えましょう。また、飲み過ぎても夜間にトイレに行きたくなり睡眠の妨げになるため、飲む量はコップ1杯程度を目安にしてください。

眠れない夜にNGな飲み物とその理由

逆に眠れない夜に飲まないほうがいい飲み物はどんなものなのでしょうか?まず一番に気をつけたいのが『カフェイン』です。コーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどは、脳の覚醒を促すカフェインが含まれており、寝つきが悪くなったり睡眠の質が落ちたりすることが多いです。特に夕方以降に飲むのは避けましょう。

次に、アルコール類も注意が必要です。ビールやワイン、焼酎などのアルコールは一時的にリラックス効果があり眠気を誘いますが、実際には睡眠サイクルを乱し、途中で目が覚めやすくなることが知られています。そのため、寝つきを良くするどころか逆効果になりやすいのです。

また、甘すぎるジュースや炭酸飲料も控えたほうが良いでしょう。糖分の急激な摂取は血糖値の乱高下を引き起こし、身体の緊張や不快感を生むため寝つきを妨げます。炭酸の刺激も腸の動きを活発にしてしまい、お腹の不快感で眠れない可能性があります。

ゆったりとしたリラックスタイムで眠りの質アップを目指そう!

不眠に悩む日は誰にでもありますが、そんなときこそ身体にやさしい飲み物でリラックス効果を高めるのがポイントです。ホットミルクやカモミールティー、といった飲み物は、身体を温めたり神経を落ち着かせたりして、心地よい眠りへと導いてくれます

もちろん、これらの飲み物だけで完全に不眠が解消するわけではありませんが、生活習慣の改善の一助として取り入れてみてはいかがでしょうか。


監修者:清水ふうこ

病院およびクリニックにて、生活習慣病を中心とした栄養指導・栄養管理に携わる。
臨床現場での経験を通して「無理なく続けられる食事こそが健康の土台」と感じ、現在は在宅で健康・食生活に関する情報発信にも取り組んでいる。
家庭でも実践できるやさしい食事サポート、わかりやすく伝える言葉選びを大切にしている。