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医師「厳禁です」→実はかえって『シワやたるみ』を悪化させている…アイクリームを使うときの“4つのNG行動”とは?

  • 2025.7.7
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

目元のケアとして人気のアイクリーム。年齢を重ねるごとに気になる小じわやくすみ、たるみの悩みを解消したいと思い、多くの方が「これさえ塗れば大丈夫!」と頼りにしていますよね。でも実は、その使い方によっては効果を発揮できない場合も…。

医師が教える「逆効果かも?」なNG行為について、しっかり理解しておきましょう。

アイクリームの落とし穴――「間違った使い方」が肌トラブルを招く理由

アイクリームは、繊細で薄い目元の肌専用に作られており、保湿成分や美容成分が詰まった頼もしいアイテム。

でも、だからこそ使い方には細心の注意が必要です。多くの人がやりがちなNG行為には次のようなものがあります。

  • 過度な量の使用:目元の皮膚はとても薄く、少量で十分なのに多く塗りすぎると肌負担や刺激につながりやすい。
  • 強くこすりすぎる:塗布時に摩擦を強くすると、摩擦刺激で色素沈着や小ジワの悪化を招く。
  • 目のキワまで塗ってしまう:敏感な粘膜に成分が入り込んで目のかゆみや炎症を引き起こす可能性がある。
  • 就寝前にかさついた肌に無理やり使う:肌が傷んでいるときにアイクリームを使うと逆に炎症や乾燥を招く恐れもある。

これらの間違いは「良かれと思って」やってしまうことが多いのですが、実は肌環境を悪化させてしまう原因になってしまうんです。加えて、アイクリームに配合される一部の成分が肌に合わず、赤みやヒリヒリ感を引き起こす場合もあるため、使い始めは注意深くパッチテストを行うのもおすすめです。

正しいアイクリームの使い方と注意点─目元を守りながら美しくケアしよう

では、医療的な視点から見て、理想的なアイクリームの使い方はどうすればいいのでしょうか?以下のポイントを押さえておくと安心です。

1、使用前に手を清潔にし、顔も優しく洗う

不潔な手で塗ると雑菌繁殖や炎症の原因に。クリームを塗る前は、必ず手を洗いましょう。

2、量は米粒大を守る

目元への使用量はほんの少しで効果を発揮します。多く塗っても浸透しきらず、刺激になることも。使う際は、両目で米粒一つ分を目安に。

3、 軽くタッピングするように優しく塗る

手の指先や薬指で、肌を擦らずにトントンと軽く押さえるイメージで塗布。摩擦は厳禁です。

4、 目のキワは避け、目元全体の保湿は欠かさずに

目の粘膜ぎりぎりは避け、目尻や下まぶたなどデリケートゾーンの周辺に薄く伸ばしましょう。

5、肌の状態が悪い時は使用を控える

目元が赤くなっていたり、荒れている場合は、一旦アイクリームの使用を止めて肌を休ませて。状態が落ち着いてから再開するのが賢明です。

このほか、化粧水や他の美容液と合わせて使う際は、肌の水分を逃がさず浸透を助ける順番にこだわることもポイント。目元は顔の中でも特に乾燥しやすいパーツなので、優しく、そして丁寧にケアするのが成功の秘訣です。

毎日の積み重ねが美肌の鍵!

アイクリームは、肌のターンオーバーや紫外線、加齢によってダメージを受けやすい目元を守るための強い味方です。しかし、その効果を最大限に引き出すには、ご紹介したNG行為を避けることが必須。逆に間違った使い方を続けると、シワやくすみの悪化を招き、かえって逆効果になってしまいます。

アイクリームはあくまでサポート役。正しい使い方を守りつつ、無理なく続けることが美肌への近道となるでしょう。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。