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『鶏肉』と相性の良い食べ物はこれだ!組み合わせたい“食材”とは?【管理栄養士の監修】

  • 2025.7.21
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

鶏肉はヘルシーでたんぱく質が豊富、そして比較的リーズナブルで手に取りやすい食材です。しかし、「ただ焼くだけ」「唐揚げやチキン南蛮だけ」というのは少しもったいないかもしれません。実は、鶏肉には、一緒に摂ると栄養の吸収がアップしたり、味わいが格段にアップしたりと嬉しい効果がある食べ物があるんです。

管理栄養士の視点から、おすすめの組み合わせを詳しくご紹介します。

鶏肉に含まれる主な栄養素

鶏肉の最大の魅力は、何といっても高タンパク質でありながら低脂肪な点です。鶏ささみや胸肉は特に脂質が少なく、純度の高い良質なたんぱく質を摂ることができます。タンパク質は筋肉や皮膚、髪の毛など体を作る基本物質であり、健康な体づくりには欠かせません。

さらに、鶏肉にはビタミンB群、特にビタミンB6が豊富に含まれています。ビタミンB6は、タンパク質の代謝を助け、エネルギーを生みだすのに重要な役割を果たします。また、皮膚や粘膜の健康維持に効果的なナイアシン(ビタミンB3)なども含まれており、老若男女問わずおすすめの食材です。

意外かもしれませんが、特に鶏もも肉には鉄分も含まれているため、貧血予防にも一役買います。部位ごとの栄養の違いを意識しながら取り入れるのも良いでしょう。

鶏肉と組み合わせたいおすすめ食材とその理由

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

管理栄養士が特におすすめするのは、ズバリ「パプリカ」や「ブロッコリー」です。パプリカはビタミンCが豊富で、有名なオレンジや赤のパプリカは100gあたり約200mgのビタミンCを含みます。これはレモンよりも多いほどの量で、鶏肉と一緒に摂ることで鉄分の吸収が格段にアップします。例えば、鶏肉のソテーにパプリカのソースやサラダを添えるだけで、色鮮やかで栄養価も高い一品に早変わりです。

また、ブロッコリーもビタミンCの宝庫で、食物繊維やカリウム、葉酸も含んでいるため、健康的な食事にぴったり。鶏肉のグリルに茹でたブロッコリーを合わせれば、満足感も増しつつビタミンやミネラルのバランスも整います。さらにブロッコリーに含まれるスルフォラファンは、抗酸化・抗炎症作用が期待される成分で、研究も進められています。

毎日の食卓をもっと豊かに!

まとめると、鶏肉の持つ優れた栄養価をさらに高めるには、ビタミンC豊富な食材と合わせることが大切です。特にパプリカやブロッコリーは、鶏肉と合わせやすく、見た目も鮮やかで食欲をそそります。健康的で美味しい食事を目指すなら、ぜひこの相性バッチリの組み合わせを試してみてくださいね。


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。