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【薄毛の悩み】毎日ケアするのは大変…注目の『頭皮アートメイク』って何年もつの?!専門家に聞いてみた

  • 2025.7.5
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

薄毛や抜け毛のお悩みは、男女問わず多くの人が抱えている問題です。そんな中、近年注目されているのが『頭皮アートメイク』。地肌の透け感が気になる部位(頭皮)に自然な毛根を描くことで、ボリュームアップや若々しい印象を演出できる方法です。でも「頭皮アートメイクって何年くらい持つの?」「本当に効果的?」「毎日ケアは必要?」と疑問に思う方も多いはず。

そこで今回は、頭皮アートメイク専門看護師の吉田れいさんに、実際の施術について詳しく聞いてみました。

「頭皮アートメイク」の基本

ーーーまず、頭皮アートメイクはどんな施術なのでしょうか?

吉田さん:頭皮アートメイクとは、「薄毛が気になる部分」や「地肌が透けて見える箇所」に、専用の針と色素を使って、頭皮に1点ずつ『毛根(ドット)』を描いていく医療施術です。

地肌の透けている部分にドットを施すことで、髪の毛が生えている(多い)部分とそうでない部分の色調差を軽減させる施術です。

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出典:吉田れい

ーーー「頭皮アートメイク」は、どのくらい持続するのですか?

吉田さん:頭皮アートメイクの施術は1回で完成するわけではなく、2〜3回の施術で完成を目指します。1〜2ヶ月おきに回数を重ねて定着させていく形が一般的。1~3年ほどで徐々に薄くなっていきますが、体質・代謝・日焼け・洗髪頻度・使用するカラーなどによって個人差があります。完成後は、色味や透け感が気になってきたら2~3年に1~2回、メンテナンス(リタッチ)をおすすめしています。

ーーーやりっぱなしはNGなのですね!なぜメンテナンスが必要なのでしょうか?

吉田さん:頭皮のターンオーバー(新陳代謝)や免疫機能の影響で徐々に色素が分解され排出されたり、紫外線や摩擦などで色が薄くなってしまうためです。メンテナンスをしていくことで、綺麗な状態を長くキープできますよ。

「頭皮アートメイク」と「タトゥー」って何が違うの?

ーーー気になっていたのですが「アートメイク」と「タトゥー」は何が違うのでしょうか?

吉田さん:まず、一番の違いは色素を入れる深さです。タトゥーは皮膚の深い層(真皮の中層〜深層)に色を入れます。このような深い層に色素を入れると色素は半永久的に残ります。

一方で、頭皮アートメイクは皮膚のごく浅い部分(真皮の浅い層)に色素を入れます。この層はターンオーバー(肌の生まれ変わり)や免疫機能の影響を受けるため、1~3年ほどかけて徐々に自然に薄くなっていくのが特徴です。

ーーーなるほど!だからメンテナンスが必要なのですね。他にはどんな違いがありますか?

吉田さん:タトゥーは、アートやファッション、自己表現を目的としたもので、文字や絵柄を肌に描き、長く残すことが前提です。一方で、頭皮アートメイクは「薄毛や地肌の透け感を自然にカバーすること」が目的です。毛根のような極小の『点(ドット)』を無数に描くことで、あたかも髪があるように見せる技術です。

つまり、タトゥーは『見せる』ことを前提とした表現ですが、頭皮アートメイクは『目立たせない』ことを重視した繊細な施術。「やった感」を出さず、あくまで自然に仕上げることを大切にしています。

吉田さん:また、タトゥーに使われるインクは、長期的に色が定着するよう作られていて、濃く・深く入れる前提のものです。それに対して、頭皮アートメイクは自然に薄くなっていくことを前提とした、安全性の高いの色素を使います。万が一、将来不要になったときに対応しやすいように設計されています。また、使用する機械や針の種類・太さも異なり、頭皮アートメイクでは極細の針で1点ずつ丁寧に色を入れていきます。さらに頭皮アートメイクは医療行為であり、日本では医師や看護師など医療資格を持った者が行うべき施術とされています。そのため、清潔な環境・適切な消毒・感染対策などが徹底され、安全性が重視されています。

ーーー施術をする人や使う道具にも違いがあるのですね。

吉田さん:「頭皮にインクを入れる」と聞くと、どうしても「タトゥーっぽいのでは?」と不安になる方もいらっしゃいます。しかし、実際には目的も深さも全く異なるまったく別の技術になります。「将来にわたって自然に薄くなっていく、安全性の高い施術」です。

ーーーありがとうございました!

薄毛の悩みを前向きに!頭皮アートメイクを賢く活用しよう

薄毛の悩みは、多くの人が抱える身近なテーマ。何度も繰り返すケアや、効果がわかりにくい育毛にモヤモヤするなら、新しい選択肢として頭皮アートメイクを検討してみるのも良いでしょう。毎日の煩わしいケアが軽減され、見た目の印象を大きく変えられる可能性があります。

ただし、毛が生えるわけではないので、育す毛治療や薄毛対策とは役割が異なります。目的や希望に合わせて、医療機関や専門家と相談しながら、安心・安全に施術を受けることがポイントです。長期的なプランも考えつつ、自分に合ったケア方法を見つけていきましょう。


監修者: Bx clinic osaka
頭皮アートメイク専門看護師 吉田れい

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看護師として医療現場を経験したのち、イギリス・韓国・日本で頭皮アートメイク(スカルプマイクロピグメンテーション)の技術を学ぶ。
開発者(英国2002年発祥)から直接学んだ技術をもとに、自然で繊細な仕上がりを追求し、これまでに1,000症例以上を担当。
「髪の悩みを、もっと安心して相談できる世の中へ」という想いのもと、プライバシーを重視した完全個室・完全予約制の空間で、心に寄り添うカウンセリングと高品質な施術をご提供しています。

Bx clinic osaka(https://bxclinicosaka.jp/)

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出典:吉田れい