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大人が意外と解けない算数「1250÷5」→秒で解ける?

  • 2025.6.26
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割り算の暗算が苦手という方は、多いのではないでしょうか。

しかし、「インド式計算法」を使えば、簡単に計算することができます。

今回はその方法を使って、実際に問題に挑戦してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
1250÷5

少し桁が大きいため、割り算が苦手な方には難しく感じるかもしれません。

まずは答えを出してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「250」です。

もちろん通常の筆算でも計算できますが、ここでは「インド式計算法」を使った解き方を紹介します。

途中の計算は次のように変形できます。

  1250÷5
=1250×2÷10
=2500÷10
=250

「5で割る」という計算は、「2倍してから10で割る」と同じ結果になります。

「2倍する」という操作は、「同じ数を2つ足す」と捉えることもできます。

(例)
1250×2=2500
1250+1250=2500

また「10で割る」操作は、「末尾の0を1つ取る」または「小数点を1つ左にずらす」と同じ意味です。

割り算が苦手な方でも、「2倍して10で割る」という手順の方が簡単に感じられるのではないでしょうか。

計算が正しい理由

「5で割る」と「2倍してから10で割る」が同じになる理由は、数式でも簡単に確認できます。

ここでは、割り算を掛け算に変えて考えてみましょう。

「÷5」という計算は、「×1/5」と書き換えられます。

そして「1/5」の分子・分母の両方を2倍すると「2/10」となります。この「2/10」は、「10個に分けたうちの2個分」という意味になり、計算としては「2倍して10で割る」と同じになります。

以上を整理すると、次のように表せます。

  ◯÷5
=◯×1/5
=◯×2/10
=◯×2÷10

つまり「5で割る」と「2倍してから10で割る」が同じになることが、数式からも明確に分かります。

まとめ

今回は「÷5」の計算をより簡単にする方法をご紹介しました。もちろん、数字によってはそのまま5で割った方が速い場合もあるので、場面によって使い分けるのが良いでしょう。

インド式計算法を習得すれば、計算のスピードや正確さがより高まるはずです!

※当メディアでご紹介する数学関連の記事では、複数の解法がある場合もございます。あくまで一例としてご参照ください。



文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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