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『なぜかお金に困らない人』は50代で始めてる…効率のいい“老後資金の貯め方”とは?【元銀行員が解説】

  • 2025.7.3
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

50代にもなると、老後資金の不安を感じる人も多いでしょう。銀行のお客様には、豊かな老後を過ごしている人も少なくありません。

老後、お金に困らない人には共通点があります。今回の記事では、50代から効率よく老後資金を貯める方法を紹介します。

お金に困らない人が実践していること

銀行のお客様には、老後に富裕層になった人がたくさんいます。銀行員という立場で見てきた、お金に困らない人が実践していることを紹介します。

老後の資金計画をたてている

50代の若いころから、老後の資金計画をしっかりとたてている人は老後に資産を築いています。必要な老後資金は2,000万円といわれていますが、家庭環境や生活スタイル、健康状況によって必要な資金は大きく違います。

老後をどのようにして過ごしたいか、家族も含めたライフイベントにどのようなものがあるか、老後はどこで暮らすのか、早いうちにできるだけ具体的にイメージしておくようにしましょう。

生活水準を維持する

老後に資産を築いている人は、一定の生活水準をキープしています。年齢とともに収入があがる人も多く、とくに50代は収入のピークを迎えるケースも多いでしょう。50代になって家計に余裕が出た場合でも、生活水準を維持することが重要です。

一度上げた生活水準を戻すことは簡単ではありません。家計に余裕が出たのであれば、老後への貯蓄にしましょう。

健康に気を使う

お金に困らない人は、何よりも健康に気をつかっています。いつまでも健康でいられれば医療費の負担も少なく、また長く働けます。とくに50代以降は、体に不調が出やすい時期です。老後の資金計画や貯蓄と同じくらい大切なことが、健康に気を付けることです。

50代から始めるお金の貯め方

50代から始める、効率のよいお金の貯め方を紹介します。

毎月積立を活用する

おすすめのお金の貯め方は、毎月一定額の積立を長く行うことです。積立型の商品はたくさんありますが、NISAやiDeCo・個人年金保険など税制面で優遇されている商品を選ぶようにしましょう。

50代の人が老後と呼ばれる年齢になるには、まだまだ長い時間があります。NISAなどの投資商品はリスクもありますが、長期間にわたって時間分散を行うことでリスクを減らせます。さらに税制優遇が受けられるため、ほかの投資手法に比べると効率よく資産を増やせるでしょう。

分配は再投資にする

50代から投資を行う際は、分配金を再投資にすることをおすすめします。分配金を受け取る楽しみはありますが、再投資にすることで福利効果も大きくなります。短期間ではあまり大きな差はでなくとも、50代から20年間投資を行うと考えると、再投資にする効果はとても大きいです。

健康に気をつけて豊かな老後を過ごそう

老後お金に困らない人は、50代のころからしっかりと老後の計画をたてています。そのうえで無駄遣いをしないで、老後へ向けた貯蓄を行うことが重要です。また何よりも重要なのが、できるだけ長く健康でいることです。お金に困らないためには、健康にも気をつかいましょう。


監修者:ゆきひろ
信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。